酒井高&伊藤先発のHSVが浅野フル出場の10人シュツットガルトに快勝! 9戦ぶり勝利《ブンデスリーガ》

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▽ブンデスリーガ第11節、ハンブルガーSVvsシュツットガルトが4日に行われ、3-1でHSVが快勝した。HSVのDF酒井高徳はフル出場し、FW伊藤達哉は68分までプレー。シュツットガルトのFW浅野拓磨はフル出場している。

▽前節ヘルタ・ベルリン戦を1-2と競り負け3連敗となった16位HSV(勝ち点7)と、10人となったフライブルクに3-0と快勝した12位シュツットガルト(勝ち点13)の一戦。

▽酒井高がここ2試合同様にボランチで先発し、伊藤が右ウイングで3試合ぶりにスタメンとなったHSVと、浅野が右ウイングで3試合連続先発となったシュツットガルトの日本人対決。

▽試合は開始3分、シュツットガルトにビッグチャンスが訪れる。ギンチェクがスルーパスに抜け出してGKと一対一となるも、マゼニアのファインセーブに阻まれた。

▽その後はHSVが押し込む流れが続く中、シュツットガルトにアクシデント。13分、ブルニッチがフントに対するファウルで2枚目のイエローカードを受けて退場となった。

▽そして20分、数的優位のHSVが先制する。ボックス手前中央で得たFKをフントが直接狙うと、何でもないシュートだったが、GKツィーラーのキャッチミスによりゴールに吸い込まれた。

▽良い流れで先制したHSVはアルプやディークメイヤーが立て続けにGKツィーラーを強襲するシュートを浴びせていく。

▽ハーフタイムにかけてもHSVが攻勢を続けると、42分には右サイドを突破した伊藤が好クロスを入れるも、わずかに味方には合わなかった。さらに直後の左CKからパパドプーロスがヘディングシュートを浴びせたが、ここはGKツィーラーのファインセーブに阻止される。追加タイム1分には酒井高がミドルシュートを放ったHSVが主導権を握ったまま前半を終えた。

▽迎えた後半、50分にディークメイヤーのミドルシュートで牽制したHSVだったが、53分にFKの流れからボックス内のディークメイヤーがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)後にハンドを取られ、PKを献上した。これをギンチェクに決められ、試合は振り出しに戻った。

▽それでも65分、伊藤、フントとつないで右サイドのディークメイヤーのクロスをファーサイドのコスティッチがダイビングヘッドで押し込んで、HSVがすかさず勝ち越しに成功した。

▽さらに69分、ボックス右のアルプが鋭い反転からシュートをゴール左隅に決めて3-1とした。アルプの2試合連続ゴールで突き放したHSVは、終盤にかけてコスティッチが決定機を決めきれなかったものの、3-1のまま快勝。第2節以来となる9試合ぶりの勝利を飾っている。