多感で繊細な中学生。必要以上に前髪を気にしたり、制服の着こなしにこだわったり、使っている文房具からお弁当の中身まで「自分は世界中から見られている」という過剰な自意識が芽生えた経験は、誰しも身に覚えがあるのではないだろうか。 「寝グセ男子のやさしさに救われる話」としてSNSに投稿された漫画『マイペースと歩く』では、そんな可愛らしくも面白い、中学生たちの思春期がたっぷりと詰まっている。