脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「自己肯定感が高いようで、低い。そんな生き方。」を公開した。動画では、茂木氏自身が抱く自己肯定感の複雑な構造や、他者との自己評価の違いについて、独自の内省的な視点から語っている。

茂木氏は動画の冒頭で、自身の自己肯定感について「高いようで低いところがある」と切り出した。「高い」理由として、常に好奇心を持ち、新しいことにチャレンジして成長しようとする姿勢を挙げる一方、「低い」側面として、「自分がやってきたこととか現にやってる事に対してそんなに大したものだと思ってない」と自己評価の厳しさを吐露した。

具体的な論点として、茂木氏は偉大な物理学者であるアインシュタインを引き合いに出し、彼の相対性理論などと比較して自身の研究や活動を見つめ直すことが多いと語る。意識の問題についても長年取り組んでいるものの「解けてないよなっていう感じがすごく強い」と述べ、英語での著書出版などグローバルな活動を展開している現在でも、「まだまだ自分が目指してる所に比べたら本当にポンコツだなと思っていて」と、理想と現実のギャップに対する本音を明かした。

さらに、社会における自己評価のあり方についても言及。世の中には自身の活動を「すごいことだと思っている人」がいることに触れ、自分との感覚の違いを指摘した。他人の活躍に対しては「すごい頑張ってるね」と素直に称賛できるものの、自身に対しては「まだまだ何もできてねえじゃんみたいにずっと思っちゃうのが正直なところ」と語り、現状に満足しない姿勢を強調している。

最後に茂木氏は、この「自己肯定感が高いんだけど同時に低い」という状態こそが「拙者の生きる道でございます」と結論づけた。常に高みを目指し続ける茂木氏の言葉は、自己評価のあり方について深く考えさせられる余韻を残している。

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