前園真聖氏(撮影:森雅史/日本蹴球合同会社)

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今回で連載300回になりました。最初に僕を推薦してくださったラモス瑠偉さん、ずっとこの連載を続けさせてくださっているLINEさん、それからもちろん読んでくださっているみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。

この連載の第1回目は2014年3月でした。そこから日本サッカー界は2014年ブラジルワールドカップ、2015年オーストラリアアジアカップ、2016年リオ五輪、2018年ロシアワールドカップと、何度も世界の舞台にチャレンジしました。

アルベルト・ザッケローニ監督が率いたブラジルワールドカップは予想外の敗退だったと思います。ハビエル・アギーレ監督で臨んだオーストラリアアジアカップは、圧倒的に試合を支配しながらもPK戦で敗れ、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督に代わることになりました。

リオ五輪では1勝1分1敗でしたが3試合で7点を挙げました。ロシアワールドカップは直前で西野朗監督に交代するという不安材料がありましたが、見事グループリーグを突破しました。そしてそのおかげで、日本サッカーの未来を日本人監督で切り開いていこうという方針になりました。

振り返ると、この6年間だけでも本当にいろいろなことがありました。そこでハッキリしたことは、今の日本の実力はワールドカップでベスト16に行く力はある、だけどベスト8へは組み合わせがよくないと行けない、ということでしょう。

これから日本がもう一歩先に進むためには、日本代表の強化をさらに工夫しなければなりません。年間100日も集まらないチームなのですから、そこで強豪チームと真剣勝負をしなければレベルは上がらないはずです。そういうマッチメイクが出来ないと、このまま日本は停滞するかもしれません。僕はその対戦相手選びが今は一番大切だと思っています。

もっとも、日本に明るい材料はあります。それはヨーロッパでプレーする選手の数が増えていることです。しかも渡欧する年齢が若くなってきています。選手たちの経験値は、これまでに比べてもさらに上がっていくことでしょう。あとはその選手たちの力を一つにまとめるだけ。2年後、森保監督の下でみんなの力が結集してほしいと思います。出来るのではないか、と僕は希望を持って見ています。