ナロ号3度目の打ち上げへ、韓国人の7割「今度こそ成功する!」

写真拡大

韓国の人口衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号」が、3度目の打ち上げが行われる見通しとなった。韓国のインターネット上では、多くのネットユーザーたちが「今度こそは成功する」と見ているようだ。

ナロ号は、2009年8月と10年6月に行われた2度の打ち上げは、すべて失敗に終わっている。ナロ号の本体は、1段目をロシアが、2段目を韓国が製造。契約ではロシアが2回分の完成品を韓国に提供するが、打ち上げが失敗して妥当だと判断された場合には、ロシアが追加分を無償提供しなければならないことになっていた。

無償提供を避けたいロシアは、過去2回の打ち上げは韓国が製造した1段目部分が原因だとと主張。しかし、韓国はこれに反論し、韓国とロシアの間では3度目の打ち上げをめぐり激しく揉めていた。

結局、責任の所在は双方で一致しないまま、3度目の打ち上げを行う方向で合意。韓国教育科学技術省が19日に明らかにしたとこによると、「第5回国家宇宙委員会」でナロ号の3度目の打ち上げに対する許可審査が下り、10月の打ち上げが正式に決まったという。

ナロ号打ち上げ決定を受けて、Yahoo!コリアでは「ナロ号今回は成功」と題したアンケート調査を実施した。これまでに1377人が参加し、投票者の989人(約7割)が、「成功する」と答えた。

コメント欄には、「機体すべてを開発する必要があると思う。自分たちの技術を開発し、宇宙に向けた夢を実現させなければ」「今回は成功すると信じている。今回も失敗したら世界的な笑いものになる」「日本と技術提携していればとっくに打ち上げは成功していただろう…残念」「今回失敗したら、ロシア以外の国と提携すればいい」「すべて政治の問題だと思う」などと期待と不安が入り交じる意見が寄せられた。

ちなみに、アンケート結果によると、「失敗」は273人(約2割)、「関心ない」は114人、「その他」は1人だった。

参照:Yahoo!コリア
参照:YTN

■【韓フルタイム】とは……
【韓フルタイム】とは韓国に特化した情報を提供する媒体です。
韓国に詳しい専門の日本人記者が取材、執筆を行っております。