脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「イラン情勢について。」を公開した。動画では、アメリカやイスラエルが関与するイランの体制転換に向けた動きや、その困難さについて独自の視点で解説し、先行きが見えない現状に警鐘を鳴らしている。

茂木氏は冒頭、現在のイラン情勢について「全く私は楽観していません」と述べ、厳しい見方を示す。トランプ政権がイランを攻撃した背景について、アメリカ大使館占拠事件などから続く反米政権から、親米政権への「体制転換(レジームチェンジ)」を目指している可能性が高いと指摘した。さらに、この体制転換を強く望んでいるのはイスラエルであるとし、アメリカが攻撃を仕掛ける背後にはイスラエルの存在があると解説する。

一方で、体制転換の実現は容易ではないと断言。イラン国内の民衆が蜂起しない限り、空爆などの外部からの攻撃だけで政権を倒すことは難しいため、現在インフラ破壊などが行われていると現状を分析する。事態を打開できず「ワシントンもどうしていいか分からない状況」であり、イランだけでなくアメリカやイスラエル側も追い込まれていると推測した。

また、イランの石油輸出の90%を占める「カーグ島」を押さえることが体制への強い圧迫になるとしつつも、その制圧は困難であると説明。「終結に向かうよりは、体制転換を目標とするオペレーションが起こる可能性が続く」と今後の見通しを語った。

最後は「行き先が見えない状況」であるとした上で、日本としては平和を求める一方で、この事態に対する「それなりの準備、覚悟をしておかなければならない」と述べ、動画を締めくくった。

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