毒義母→「人間、歳を重ねるとふてぶてしくなる


【漫画】本編を読む

漫画家・横山了一さん(@yokoyama_bancho)がSNSやブログ「横山家のマンガ。」で公開し、2025年上半期に大きな話題となった『どちらかの家庭が崩壊する漫画』。本作は、エリート会社員の夫・シュウ、妻・ユイ、娘・リエの薬師寺家が崩壊していく様を描く。

■“セレブ家庭を襲う狂気の同居問題

嫁のママ友に核心を突かれた義母は怒りに震え…一体どうする!?


やっぱり「自分が悪い」とは全く思っていない義母・聡子


全く反省していない聡子に、怒ったマリンは…


一見幸せそうなセレブ家庭だが、シュウの浮気疑惑や義母との同居問題に耐えきれなくなったユイは家を出てしまう。妻を取り戻そうとする義母・聡子は、ユイの居所と思われる「毒山(ぶすやま)家」へ乗り込み、そこでユイの友人・マリンと対峙する。この狂気に満ちた義母と友人の対決が、読者の目を離せない展開となっている。

■作者が語る「ふてぶてしさ」の描写

作品のなかで存在感を増すユイの友人・マリンについて、横山さんは「僕の作品によく出てくる、きっぷのよいヤンキー女性キャラの集大成のような感じです」と語る。このタイプのキャラクターは、だいたい読者人気が高くなるそうだ。

物語の見どころの一つである、マリンと義母・聡子の対決シーンについては、「ヤンキー相手にも全く物怖じしない、聡子の狂気じみた一面を見せたいなと思いました」と描写の意図を明かす。「人間、歳を重ねるとこんなにふてぶてしくなるんだなと」と、義母のキャラクター造形を説明した。

浮気疑惑のある夫・シュウについても、見た目はいかついがかわいらしいという、ヤンキーキャラに近いイメージで描いたという。しかし、シュウについては「序盤はあまりにクズ夫に描きすぎたな…とちょっと反省しています」と自己評価を述べた。

徐々に崩壊していく薬師寺家。夫と義母はユイを取り戻せるのか。このリアルすぎる家庭崩壊劇を漫画本編で確認してほしい。

取材協力:横山了一さん(@yokoyama_bancho)

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