軒並み低評価となったボローニャの日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】

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ヴェローナ戦にフル出場するも、2失点目に関与するなど我慢の試合に

 ボローニャの日本代表DF冨安健洋は、現地時間17日のセリエA第37節エラス・ヴェローナ戦にフル出場したものの、2-2で引き分けたゲームで失点にも絡んでイタリアメディアでは軒並み低評価となった。

 ボローニャとヴェローナがともにセットプレーで1点ずつを取り合った前半を終えると後半8分、ヴェローナは左サイドを突破したところからクロス。これに元クロアチア代表FWニコラ・カリニッチがニアサイドに飛び込み、冨安の目の前でコースを変えてゴールに流し込んだ。ボローニャはその後にFWロドリゴ・パラシオの同点ゴールが生まれたものの、勝利には届かなかった。

 イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、冨安を「5点」としただけでなく、採点記事のタイトルでも「悪かった」と指摘。そのうえで、「不安定で内容が良くなかった。何度もマークを見失い、相手にとって有効なスペースが生まれた。悪い」と、明確な酷評となった。

 また、サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」では「5.5点」とされたものの、こちらも採点記事のタイトルで「冨安は散漫だった」と集中力の欠如に言及。「複雑な試合の立ち上がりになった。素晴らしいカバーリングもあったが、2-1にされた場面ではカリニッチに燃やされた」と失点シーンが減点材料とされている。

 冨安は今年3月の日本代表活動に参加し、帰国初戦となったインテル戦で負傷。その後、約1カ月の欠場が続いて今月に復帰したが、それからはパフォーマンスが高まらずに厳しい採点も続いている。最終節を残すのみとなったが、良い終わり方をしたいところだ。(Football ZONE web編集部)