通信が切れても使えるAndroid向け地図アプリ「MapFan 2015」が期間限定で無償提供中

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震災で帰宅困難になったり、救助やボランティアで現地入りしたりしたとき、頼りになるのは地図だ。現在では、スマホやタブレットの地図アプリを利用する方も多いだろう。

デジタル地図会社のインクリメントPは、被災地での場所確認や支援活動などに役立てるため、同社の地図アプリ「MapFan 2015」を期間限定で無償提供することを発表した。

●無償提供がきっかけに貢献の輪が広がる
Android向け「MapFan 2015」の通常価格は3,888円。無償提供の期間は4月18日から5月18日まで。ダウンロードにはWi-Fi環境と、約6.2GBの空き容量が必要となる。

「MapFan 2015」は、全国版の地図を無料ダウンロードしおけばオフラインでも利用可能となる。あらかじめWi-Fi環境でダウンロードして出かければ、通信回線が断たれた地域でも使用できる。

iOS向け地図ナビアプリ「MapFan+」では、九州・沖縄地方のオフライン地図を期間限定で無償提供している。定価月額400円のサービスが、同じく4月18日から5月18日まで無償となる。

現地でダウンロードする場合には、携帯電話3社や熊本県などの公衆Wi-Fiスポットが無料で開放している公衆無線LANを利用する方法がある。SSIDは「00000JAPAN」だ。

実は、インクリメントPでは、2011年の東日本大震災の際にも、「MapFan for iPhone」を期間限定で無償提供したことがある。オフライン利用できることが強みの地図アプリで、震災後にダウンロード数が増えたことが無償提供のきっかけだったとのこと。

無償利用したユーザーの中には、その分を積極的に現地への義援金に回した人も多かったそうだ。こうした社会貢献は、新たな現地への貢献へと広がっていくだろう。