高校時代の同期と久しぶりにあって、自分の倍の年収を稼いでいることを知ったときの反応1位「単純に『すごい!』と声をあげる」

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学生時代にはあまり目立っていなかったタイプでも、会社で出世するのはよくある話。そして、自分とは比べものにならないほど稼いでいるケースも。それを知ったとき、どんな反応をしてしまいますか? 読者753名に聞きました。

Q.高校時代の同期と久しぶりにあって、自分の倍の年収を稼いでいることを知ったときの反応を教えてください(複数回答)
1位 単純に「すごい!」と声をあげる 61.1%
2位 自分の年収は言わない 25.8%
3位 それだけ稼げる秘訣を友人に聞く 11.6%
4位 稼いだ金の使い道を聞く 7.4%
4位 「今日はおごってね」と言う 7.4%

■単純に「すごい!」と声をあげる
・「人は人。自分が不幸でなければたいして気にはならない」(35歳女性/医療・福祉/専門職)
・「とりあえず持ち上げておく」(34歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「正直くやしい」(29歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)

■自分の年収は言わない
・「恥ずかしくなるから」(27歳女性/小売店/営業職)
・「基本的にお金の話はしたくない」(39歳女性/不動産/事務系専門職)
・「同情されたくない」(37歳男性/建設・土木)

■それだけ稼げる秘訣を友人に聞く
・「自分も稼ぎたいから」(24歳女性/情報・IT/販売職・サービス系)
・「友人が頑張っているのだから嬉しいし、貧乏になっていた方が会いづらい」(42歳女性/商社・卸/営業職)
・「少しでも自分の知識になれば」(50歳男性/情報・IT/技術職)

■稼いだ金の使い道を聞く
・「自分には無理なので、単なる興味本位の話になる」(29歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「当たらず触らずで」(45歳女性/学校・教育関連)
・「うらやましいですからね」(21歳女性/生保・損保/事務系専門職)

■「今日はおごってね」と言う
・「冗談っぽく言うかな」(35歳男性/ソフトウェア/技術職)
・「実際におごってもらったことがある」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「ここぞとばかりに笑う」(23歳男性/医薬品・化粧品/技術職)

■番外編:大人になっても自分が一番?
・「なんでお前が」とひがむ「自分が一番である、という意識がいまだに抜けない」(31歳男性/金融・証券/専門職)
・「それで、仕事は楽しいのか?」と話しを逸らす「自分の年収を言ったら対等に付き合えなくなる気がするので」(25歳女性/商社・卸/技術職)
・愛車を聞く「お金の管理方法が確認できるから」(28歳男性/自動車関連/技術職)

●総評
1位は「単純に『すごい!』と声をあげる」でした。ただ、言葉上ではほめていても、心の内では違うようです。たとえば「深入りしたらイラつくから」「ほめてあげた方が喜ぶと思うので」といった妬み系のコメントが多く見られました。

2位は「自分の年収は言わない」です。「恥ずかしい」という声が圧倒的でした。次に多かったのが「そもそもお金の話はしない」というコメント。「言うと互いに気まずくなると思うので」といった、相手のことを考える意見もありました。

3位は「それだけ稼げる秘訣を友人に聞く」。1位の「すごい!」の裏に隠された妬みの心情とは一転、シンプルにデキる友人を見習い、自分も稼ぎたいという人がほとんどでした。本当の金持ちは人を妬まず、ほめ上手かつ聞き上手だと言いますから、この手のタイプはいずれその友人の立場になっているかもしれませんね。

ランキング外のコメントも含め、妬むタイプと素直に「すごい!」と思えるタイプに二極化していることが興味深かったですね。実際、給与は業界や職種によってかなり左右されもの。でも、やっぱり、お金はあった方がいい。

「職種選びを間違えたことを後悔する」というコメントが、ポイントをついていると感じました。
(文・OFFICE-SANGA 杉山忠義)

調査時期:2013年10月26日〜2013年11月5日
マイナビウーマン調べ
調査数:男性297名、女性456名
調査方法:インターネットログイン式アンケート