控えメンバーもベンチを飛び出して得点を喜ぶイングランド代表 photo/Getty Images

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強固な一枚岩となったイングランド代表は、怖いものなしか。

自国開催で栄光を手にした1966年以来、60年ぶりのW杯優勝を目指すサッカーの母国イングランド。これまでも優勝候補として取り上げられることは何度もあった。特に「黄金世代」と呼ばれた2000年代のチームはタレントが豊富で、当時欧州を席巻していた選手たちが多く名を連ねていた。

しかし、そんなチームでもベスト8止まり(2002、2006)。優勝に近づくことさえできなかった。理由はいくつかあるだろうが、チームが「内部崩壊」していたことも、勝ち上がれない原因の一つだったかもしれない。のちに、当時チームの主力であったリオ・ファーディナンド氏やスティーブン・ジェラード氏が「チームとして機能していなかった」ことや、所属クラブ間のわだかまりに起因した「選手同士の不仲」があったことを打ち明けていた。つまりチームに「結束力」さえあれば、また違った結果になっていたかもしれないのだ。

ただ、今回の北中米大会ではそうはならない。なぜなら、そんなイングランドの「結束力」を高める出来事があったという。 英『Daily Mail』によると、イングランドはチームの結束力を高めるために、訪れたその国々の料理をテーマにしたイベントを開催するなど、食事に変化をつける工夫をしている。そんな中で、現在カンザスシティに拠点をおく同代表。この街はBBQが有名だ。FA(イングランドサッカー協会)が地元有数のシェフを招き、BBQによる盛大なパーティを開いてくれたようだ。主将のハリー・ケインはこの件に関して「(カンザスシティに)到着した初日、ホテルでBBQをした。うちのシェフのひとりであるミッチと、地元のシェフたちが用意してくれたんだ。すごくおいしかったよ」と振り返っている。

“カンザスシティ名物”を通じて結束力を高めたイングランドは、GL初戦でクロアチアとの壮絶な打ち合いを制し、白星スタートを切った。この勢いで悲願の優勝まで駆け上がることができるか。

※電子マガジンtheWORLD319号、6月22日配信の記事より転載