『M-1グランプリ2025』(写真・公式ホームページより)

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 12月21日、漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2025』の決勝戦がおこなわれ、お笑いコンビ・たくろうが優勝を勝ち取った。熱狂のなか、決勝戦に選出されたあるコンビのネタ中のカメラワークが、波紋を広げている。

 物議を醸したのは、決勝戦に初進出したお笑いコンビ・めぞんの漫才だった。吉野おいなり君、原一刻という九州出身の2人は、『M-1』決勝戦で2番めにネタを披露。原が「女友達からめんどくさい相談されてさ」と語りだし、彼氏のふりをしてほしいとお願いされた、という話から漫才が始まっていった。

 途中、吉野からは「外したほうがいいよ、その色眼鏡を」と、眼鏡をかけた原に投げかけるフリがあった。その後、後半の盛り上がっている最中に原が眼鏡を外し、「色眼鏡はもう外した!」と絶叫する“見せ場”があり、会場も爆笑の渦に巻き込まれていた。だが、原が眼鏡を外す瞬間、カメラは審査員を務めていたミルクボーイ・駒場孝の笑顔にスイッチしており、肝心の場面が映らなくなってしまったのだ。

 こうしたカメラワークに、Xでは苦言が続出している。

《めぞんのメガネ外したタイミングでカメラ切り替えはアウトすぎるだろ》

《めぞんのメガネを外す瞬間を映してなかったのは大失態》

《めぞんのメガネ映さなかったのマジで可哀想すぎる》

 映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』川平健二役などで知られる俳優・室田真宏も、《めぞんの漫才メガネを外す重要なボケ所 審査員の顔にスイッチしたせいで見れなかった それ重要だって 審査員の顔とか映す必要ないって》と、自身のXで非難していた。

 番組側としては、ネタに爆笑している駒場の顔を映し、ウケている様子を伝えたかったのだろう。だがやはり、肝心な動きを見逃してしまったタイミングの悪さは否めなかった。そもそも、ネタ中に「審査員の顔を映す」というカメラワークには、例年賛否が飛び交っている。

「『M-1』では毎年、コンビのネタ中に審査員の表情が抜かれるんですが、視聴者からは『ネタの大事なところが映されない』『ワイプでいいのでは』といった不評も聞こえています。審査員の反応を見たい、という人も一定数いますし、ネタがどれだけウケているか、声だけでなく表情で伝えられる手段でもあるので、一概に悪とは言えないでしょうが……。

 審査員側も思うところはあるようで、中川家の礼二さんは、7月放送の『中川家ザ・ラジオショー』で、別の賞レースではありますが、ネタ中の審査員の顔は『映さんでええと思う。変な意味を持たすから、やめといたほうが』と語っています。難しい問題ではありますが、せめて“見せ場”だけは外れないといいのですが」(芸能記者)

 大勢が注目している大会だけに、その熱量はカメラのスイッチングにまで向かっているようだ。