ブラッドとアンジェリーナの間で2016年に起きたDV事件の文書が流出される

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ブラッド・ピット(58)とアンジェリーナ・ジョリー(47)の2016年のDV事件疑惑に関する新たな情報が公開された。ブラッドがプライベートジェット機の中で暴言を吐き、アンジェリーナに身体的暴力を加えたという内容を記したものだ。

複数のメディアが現地時間16日、アンジェリーナ・ジョリーブラッド・ピットから受けたという2016年のDV疑惑について、一般公開されていないFBIの捜査記録を入手した。

アンジェリーナは今年4月に情報公開法の要求を提出した後、“Jane Doe”という匿名でFBIの文書の公開を要求していた。

文書の内容は、アンジェリーナがFBI当局と行ったインタビューの内容だ。2016年6月14日にフランスからロサンゼルスに向かうプライベートジェット機の中で、ブラッドが6人の子供たちの前で暴れたと主張したものだ。

アンジェリーナによると、ブラッドは彼女の頭を掴んで怒鳴り、揺さぶるなどして、浴室の壁に押し付けたという。その様子を見た子供達は怯えていたが、ブラッドは自分を「嫌な奴」と呼んだ子供に向かって、攻撃するように近づいたそうだ。

アンジェリーナは飛び上がってブラッドの首を絞めるように掴んだが、ブラッドが体を投げ出したため飛行機の座席に押し込められ、背中と肘に怪我をしたと述べている。

記録によると、ブラッドはアンジェリーナに向けて「お前はこの家族をメチャクチャにしている」とFワードを交えて暴言を放ったそうだ。心配した子供達が母親に「大丈夫?」と尋ねると、ブラッドは「いや、彼女は大丈夫じゃない。家族を壊している。クレイジーだ」と答えたという。

アンジェリーナは、ブラッドがフライト中にアルコールを摂取し、彼女にビールをかけたと主張。口論になった際には「怖い」「人質のようだ」と感じたという。自身の怪我について「右手に摩擦による火傷のような傷がある」と言い、ブラッドの傷は自分がつけたものかもしれないと話している。

このフライトから4日後の9月19日、アンジェリーナはブラッドとの離婚を申請。その後、子供達をめぐる親権争いが始まった。

なお検察当局は、のちにブラッドを起訴しないとの決定を下した。捜査の最終報告によると、ロサンゼルス郡の子供と家庭福祉局はブラッドは子供達に身体的虐待を加えていなかったと結論付けた。FBIからは不正行為の疑いも晴らされている。

ちなみにブラッドの関係者は、米メディア『People』の取材に応じ「これは事実無根の文書で、彼女が主張したことです。調査されたが告訴には至りませんでした。この種のものは公開されないのが普通です」と語っている。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)