「2022台北金馬映画祭」のメインビジュアル=映画祭実行委提供

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(台北中央社)台北金馬映画祭実行委員会は13日、今年で59回目を迎える映画賞「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)の関連映画祭である「2022台北金馬映画祭」のメインビジュアルを公開した。金馬奨を象徴する馬のアイコンを「59」の数字で表現したほか、映画撮影の痕跡をデザインに取り入れることで映画人に敬意を表している。

クリエーティブディレクターは昨年に続き、台北のモーションデザインスタジオ「Bito」の創始者の劉耕名さんが務めた。Bitoがデザインを担当し、昨年の金馬奨「年間台湾傑出映画人」の受賞者で、背景や道具に質感を出す経師職人のフランク・チェン(陳新発)さんが表面の質感を高めた。

メインビジュアルのテーマは「痕跡を見つめる〜いかにして変動や未知と共存するか〜」。映画撮影の過程で付いた日焼けの痕や汗染み、傷跡、器材の傷やまだら模様など、映画人の努力の痕跡に着目した。

Bitoは映画制作と撮影の過程の「視覚化」を試み、59の数字で形作った馬のアイコンを90度回転させると、立体的な「金馬」の2文字が浮かび上がるというデザインを考案。「金馬」の文字の表面の質感はチェンさん率いるフランク背景美術(法蘭克質感創作)が担当し、撮影現場の雰囲気や情景を再現。裏方スタッフが光の反射を防ぐために着用する黒色をベースカラーに、塗料の染みや立ち位置を示すテープの印、撮影時に踏み台として使う木箱や器材の傷などを表現する加工を施した。

メインビジュアルの色彩は明るいオレンジをメインカラーに採用し、大胆さや活力を表現した。

2022金馬映画祭は11月2日から20日まで開催。第59回金馬奨授賞式は11月19日に台北市の国父紀念館で開かれる。

(葉冠吟/編集:名切千絵)