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ふるさと納税をすると、返礼品ではなく「現金」が戻ってくるサービス「キャシュふる」。6月8日にスタートして、1日経たずに募集した300万円分の額が上限に達したものの、ユーザーに誤解を招いた表現があったとして、運営会社は9日、全額返金すると発表した。

 ●上峰町、魚沼市、宮崎市と「提携なし」

通常のふるさと納税のポータルサイトで、寄付金を申し込むと、各自治体から特産品など「返礼品」がもらえる。

一方、「キャシュふる」では、返礼品がほしい人に「返礼品受領権」を販売して、そこから得た売上から手数料を引いた金額(寄付金額の20%)を申し込んだ人に戻す仕組みという。

サービス運営の「DEPARTURE」(新宿区)によると、全額返金の理由について、当初は「キャシュふる」の説明に、予定寄付先として「佐賀県上峰町」「新潟県魚沼市」「宮崎県宮崎市」の3つの自治体を示していたが、提携関係にはなかったという。

「あたかも弊社が同自治体と提携しているものと誤解をさせて、弊社サービスをご利用頂いた方がいらっしゃる可能性を鑑み、以下の通り、ユーザー様に対して全額ご返金いたします」としている。