4月15日に1日限定販売が実施され、アプリが日本語翻訳されるなど、一般販売に向けて本格化しだしたGoogle Glass。4月15日の販売価格は税抜きで1500ドル(約15万3000円)でしたが、一体その価格のうち原価はいくらなのか、ということが予想されています。

Google Glass Teardown
http://www.techinsights.com/teardown.com/google-glass/

Report: Google Glass parts make up 5.3%-roughly $100-of $1,500 price tag | Ars Technica
http://arstechnica.com/gadgets/2014/04/ok-glass-how-much-do-you-really-cost/

TeardownがBOM(部品表)を作って調べたところ、「原価は79.78ドル(約8100円)である」という結論が出ました。これは販売価格のわずか5.3%であり、多くの人が驚きましたが、Googleの広報はThe Wall Street Journalで「事実ではない」として否定しました。

これがTeardownの公開したBOM。

Google Glassを分解して取り出したメインボードはこんな感じです。

裏側。

タッチパッドボード。

Teardownは2013年にGoogle Glassを徹底的に分解したレポートを公開していますが、その時は原価の予想を明らかにしていませんでした。

Google Glassを徹底的に分解したレポートが登場、何を詰め込んでいるのか? - GIGAZINE

今回Teardownが行った予想によると、5メガピクセルのカメラが5.66ドル(約580円)、プロセッサが13.96ドル(約1400円)、16GBのNANDメモリが8.18ドル(約840円)、タッチスクリーン式の高PPIグラスが3ドル(約300円)であるとのこと。なお、グラスに関しては原価の予想が分かれており、The China Postは30ドル(約3000円)程度であると見ていましたが、原価予想を行ったAl Cowskyさんは「ディスプレイには10セントコイン大の装置が使われており、シンプルなプロジェクション装置を足して、全体としてグラスは大体5ドル(約500円)ぐらい」だと語っています。

この予想は「LCOSではなくTFTを使っている」という誤った前提に基づいており、今後修正が加えられる予定ですが、現在再調査をしているCowskyさんは「1000個のLCOSを購入すれば1個あたりの価格は30ドル(約3000円)だが、Googleのような大企業が大量に購入すれば1個あたりの価格は低くなるはず」と考えている様子です。
また、OMAP4430といった部品もオーダーによって価格が変動するものですが、CowskyさんはRAMやカメラ、その他の部品の予想価格について確信を持っており、ディスプレイや梱包の価格を考慮しても原価は90〜95ドル(9200〜9700円)に収まると見ているとのこと。なお、これは純粋に使われている部品の原価であって、研究や開発にどれほどの費用が注がれたのかは考慮されていないので、必ずしも「コストは販売価格の5.3%」と言い切れるものではありません。