広島テレビ放送

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 2025年1月、広陵高校野球部で起きた部員間の暴力問題を巡り、第三者委員会は「複数の上級生が関与する集団的な暴力行為があった」と認定しました。

 この問題は去年1月、当時1年生の部員が寮で禁止されていたカップラーメンを食べたことから、複数の部員から暴力をふるわれたものです。学校側の報告と被害者側の主張に食い違いがあることから、10月に第三者委員会を設置し、事実関係の調査が進められていました。

 学校が、28日公表した調査報告書によると、「単なる注意や身体の接触にとどまらず、複数の上級生が関与する集団的な暴力行為があった」と認定。
 また、中井哲之元監督が被害生徒に対し、事実を申告させないように圧力をかける不適切な発言があったと指摘。閉鎖的な指導体制や十分に調査をしなかった学校の対応の問題も指摘しました。

 学校はこれを受け、「部員の自主性を重視した運営を図る」とした上で、全寮制を廃止する対応を行う方針などを明らかにしました。

 第三者委員会が公表した調査報告書のポイントを整理します。

【事実認定】
①暴力の程度学校側の報告では、「上級生が個別に部屋を訪れ、肩を軽く押しただけ」としてたが、第三者委員会は「複数の上級生が関与する集団的な暴力行為があった」と認定。
②中井元監督は「励ましやルールの説明として声をかけた」としていたが、第三者委員会は「事実の申告を抑制させる極めて不適切な発言だった」と認定。

【指摘した問題点】
第三者委員会はこの暴力行為について、「重大な人権侵害であり、寮のルールを破ったことは、暴力行為を正当化する理由にならない」と指摘。「”甲子園出場”を最重要目標とする過度な同調圧力が部内にあった。外部の視点が入りにくい閉鎖的組織だった」として、中井元監督の指導と学校の対応について厳しく批判しました。

【学校の対応】
中井元監督を含む関係者の処遇については今後 理事会で審議する。
部員の自主性を重視した運営を図るとともに全寮制の廃止を行う。

【2026年5月28日 放送】