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歌手で俳優の武田鉄矢(66)が、21日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00〜10:55)で、政治家の失言問題に関して持論を展開し、ダウンタウン・松本人志をうならせる場面があった。

自民党の丸山和也参院議員が、参議院憲法審査会で、アメリカのオバマ大統領について「黒人の奴隷が大統領になるなんて考えもしなかった」などと発言し、与野党から批判が噴出。このことについて松本は、「酔ってるんじゃないのか? 言ってることが本当にむちゃくちゃ」「この人に限らず」と政治家の失言が続いていることに首をかしげた。

これには武田も同じ考えで、「教えたくてたまらないんですね。人に教えたくてうずうずなさっている」と丸山議員の心境を分析。「人間というのは面白いもので、教えようとした時に必ず間違うんですよ」と断言し、「俺だけが知っているとか。こんな考え方も君たちはできないのかとか。人を導こうとか教えようとした時に、必ず人間は失言する」と指摘した。

「あー!」と納得の声を上げながら、武田の言葉に耳を傾けていた松本。興奮気味に「すっごい、分かります」と言い、「後輩に偉そうに『漫才とはこういうもんや。見とけ』と言って出て行ったら、だいたいスベるんです」と例を挙げて笑いを誘った。

松本の絶妙なたとえに、武田も「分かりやすい!」と大喜び。「(丸山議員は)政治の本質とか、議員制度の本質について、バカな議員たちに教えたくてたまらなかったんですね」とあらためて推測し、「だからどんどん発言が過激になっていって、みんながたじろぐようなギリギリの線を行こうとするたびに、一歩間違えて大失言になる」と説いていた。