サッカー界の誰もがローマFWフランチェスコ・トッティに反発していても、ローマのサポーターたちはキャプテンのことを見捨てていないようだ。

トッティは5日、コッパ・イタリア決勝でインテルFWマリオ・バロテッリを蹴飛ばして退場となった。ジョルジョ・ナポリターノ大統領はトッティのプレーに苦言を呈し、バロテッリと代理人は人種差別的言動があったと批判している。ただし、トッティはこれを否定した。そしてそのキャプテンを支えようと、ロマニスタたちはまとまっている。

ローマは9日に本拠地オリンピコでカリアリとの一戦を迎えるが、サポーターたちは背番号10のユニフォームを纏ってスタジアムを訪れるというのだ。スクデット獲得の夢を見続けるサポーターたちによる発案である。地元のラジオ番組が始めた「全員でトッティのユニフォームを着てスタジアムへ」というキャンペーンで、すでに賛同の声も多く上がっている。このラジオ番組は、サンプドリア戦後に行われたFIGC(イタリアサッカー連盟)に対する抗議デモを企画したグループの一つだ。

なお、ローマはカリアリ戦でFWミルコ・ヴチニッチが招集メンバーから外れており、トッティとFWルカ・トーニがスタメンとしてコンビを組むと見られている。