ドジャース・大谷“水色バットマン”打 「ゴッサム・シティ」で父の日仕様快音
◇インターリーグ ドジャース1―12オリオールズ(2026年6月21日 ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(31)が「父の日」の21日(日本時間22日)、オリオールズ戦に「1番・DH」で出場。第2子誕生のため19日の試合を欠場後、2試合連続安打を記録した。ロサンゼルスは工場火災の煙が立ち込め、デーブ・ロバーツ監督は「バットマン」に登場する犯罪都市「ゴッサム・シティ」と表現。試合は大敗したが、大谷は父の日仕様の「水色バットマン」と化した。
ロサンゼルスで17日から続く大規模倉庫火災。「非常事態」宣言が出され、住民の避難所も設けられた。試合開始の約5時間前に球場内に白煙がまん延。視界も悪く、焦げ臭さも充満した。スタッフはマスクを着用して作業した。
黒煙に覆われた暗い道を通り抜けて球場入りしたロバーツ監督は健康被害を考慮し、試合開催を心配した。漫画「バットマン」に登場する架空の犯罪都市を例に「まるでゴッサム・シティだ」と戸惑いを見せたほどだ。汚染された空気は試合前には改善。スーパーヒーローは、父の日仕様の水色バットで現れた。
2児のパパになりたての大谷だ。スパイクも水色の特別仕様。2回2死一塁で右腕・ヤングの内角直球に詰まらされながらも、しぶとく中前打を放った。第2子誕生のため19日の試合を欠場後、前日の16号ソロに続く2試合連続安打。米国時間でこの日だった「父の日」にめっぽう強く、MLBで4本塁打し、打率.417を誇る。
ただ、気になる様子もあった。四球で出塁した初回。二塁に進んでからマンシーの左前打で俊足を飛ばして生還した後、ぎこちない走り方でベンチへ戻った。炎症を抱える左膝をかばっているようにも見えた。1―10の7回には代打が送られた。試合後のクラブハウスでは患部にアイシングする姿も見られた。
ロバーツ監督は「問題ない。仕事から解放してあげたかっただけ」と大差がついた展開を踏まえての代打だったと説明した。球団は次回登板が24日(日本時間25日午前8時40分開始)の敵地ツインズ戦と発表。「水色バットマン」は投手に変身し、中6日で8勝目を狙う。(小林 伊織)
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▽ゴッサム・シティ アメリカンコミックス「バットマン」シリーズに登場する架空の都市。犯罪や汚職がまん延する「暗黒の街」として描かれ、ジョーカーやマフィアなど凶悪な敵がはびこる。高層ビル群が立ち並び、深い霧と雨に包まれている。主人公のバットマンが日夜、悪と戦うホームグラウンドとして知られる。
