処分に困るいただきものの上手な手放し方を紹介します。教えてくれたのは、20年間の“汚部屋暮らし”を経験した片付け収納スペシャリスト・おさくさん(30代・3児の母)。かつては食器やタオル、雑貨など使わないいただきものをため込み続けてましたが、向き合い方を見直したことで罪悪感なく手放せるようになったそう。詳しく伺いました。

いただきものはうれしい。でも使う機会がないものも

いただきものは、受け取る瞬間がとてもうれしいもの。暮らしにぴったりはまって愛用品になるものもたくさんあります。一方で正直なところ、食器やタオル、雑貨など、気持ちはありがたいけれど実際には使う機会がないものもあります。

【写真】使わないものを手放して、食器棚がスッキリ

「捨てたら失礼かもしれない」という罪悪感で、棚の奥に何年も眠らせていたことが汚部屋時代の私にはよくありました。

とくに食器はもったいなくて、使わないとわかっていても捨てられずにいました。収納を圧迫しながらも「いつか使うかも」と残し続けた結果、棚の奥に何枚も眠ったままの食器がある、という状態が続いていました。

いただきものと上手に向き合う、3つの考え方

いただきものを手放すか迷ったときには、以下の3つを意識するようにしています。

●1:受け取った瞬間に、お互いの気持ちはすでに満たされている

「捨てることは失礼なこと」だとずっと思っていました。考え方が変わったのはものと向き合い始めたこと。自分の暮らしにはなじみにくい贈り物をどうしたらよいのかと「残しておく」以外の選択肢を考えるようになりました。

大切なのは「贈り主の気持ちは、いただいた瞬間にすでに伝わっている」ということ。このことに気づいてからは、使わないいただきものを手元に置き続ける執着が自然と薄れていきました。

●2:使う機会がないものは「感謝して手放す」

とくに食器は「いつか使うかも」と残しがちでしたが、実際に使う場面がほとんどないものもあります。いまは、愛着があものを除き、「使う機会がないものは、感謝して手放す」と決めています。

捨てることに罪悪感を感じるのではなく、「ありがとう」という気持ちで手放せるようになってから、決断がぐっとラクになりました。

●3:手放せないものは、一度使ってみるようにした

なかには「使わないけど捨てられない」というものもあります。

たとえば、義母にいただいたお皿は高価で和の雰囲気漂うとてもきれいなものでした。けれど、なかなか使い道がなく食器棚に置かれたまま。

こういったときは実際に使ってみることで、「やっぱり自分には合わない」と納得して手放せるようになりました。気に入ったらそのまま使い続ければいい。いちばんもったいないのは、使わずにしまっておくことです。一度試してから判断することで、後悔も罪悪感も減りました。

いただきものは、もらう瞬間がいちばん大切

もののよさはもちろん大切。でも私がいただきもので大切にしているのは、いただいた瞬間のお互いの気持ちのつながりです。その気持ちをしっかり受け取ったうえで、自分の暮らしに合わないものは感謝して手放すようにしています。

いただきものへの向き合い方が変わってから、収納に余裕が生まれただけでなく、気持ちも軽くなりました。