感覚障害の症状しかないことを理由に水俣病の患者と認められなかった新潟市の男女8人と遺族1人が市に認定を求めた行政訴訟の控訴審判決で、東京高裁は29日、9人全員を患者と認めるよう市に命じた。共同通信が報じた。

 一審新潟地裁判決は7人だけを患者と認定するよう命令していたが、高裁は一審で敗訴した2人も認定するよう命じた。

新潟水俣病訴訟、2人逆転勝訴 9人全員の患者認定、東京高裁(共同通信)