「鼻の下と唇の下部を乱雑に縫いつけたような感じ」“唇縫い女”桜井政恵容疑者が住んでいた“恐怖の家”には「夫らしき外国人や不特定多数の大人が出入り」《茨城・古河》
ごくありふれた一軒家の中で、いったい何が起きていたのか──。茨城県警古河署は7月6日、同居する無職の女性(43)の唇の上下を針で縫い合わせたとして、傷害容疑で同県古河市のアルバイト・桜井政恵容疑者(49)を逮捕した。被害者の女性は命に別状はないものの、事件発覚当時は話ができない状態で、近隣の商店に逃げ込んだという。
【写真を見る】障子には大きな破れも…桜井政恵容疑者と被害女性らが暮らしていたとされている自宅
テレビ局社会部記者が話す。
「逮捕容疑は6月29日13時半ごろ、容疑者が自宅で女性の唇を複数針縫い、全治不詳の怪我をさせたもの。犯行があった翌日に、女性が近隣にある商店に駆け込み、店の従業員が警察に通報したことで事件が発覚しました」
親族ではなかったという2人。茨城県古河警察署の副署長がさらに詳しく明かした。
「被害者の女性は昨年4月ごろから容疑者の家で同居していました。なぜ同居することになったのかはわかっていません。ほかにも同居人と思しき人物がいたとみていて、そちらも捜査中です。
通報の当日について、被害女性は『桜井容疑者の外出中に、隙を見て逃げ出した。怖くてなかなか逃げ出せなかった』など話しています。商店に逃げた際には、言葉を発することのできない状態だったため、『助けてほしい』旨が書かれた紙のメモを店員に渡し、110番通報をするようお願いした。
口の傷はいわゆる、アニメや映画で見るような"ジグザグ"という感じではなくて、口先をつまんで、鼻の下と唇の下部を乱雑に縫い付けたような状態と見受けました。
いわゆる物理的な監禁状態だったのか、それとも精神的な洗脳のような形だったのかは判然としておらず、あらゆる可能性を視野に調べる方針です」
容疑者の自宅は、JR古河駅から車で25分ほどの距離に位置する。閑静な住宅街の一角にある2階建ての一軒家だ。取材班が逮捕の翌日に現地を訪れたところ、敷地内には容疑者のものらしき軽自動車が停まっており、ひと気はなかった。近隣住民が話す。
「あの家は前に住んでいた方がリフォームをして、売りに出していたもの。容疑者の女性を見かけるようになったのは、ここ2〜3年のことです。中高生くらいのお子さんと、2〜3歳くらい歳の離れた弟さんがいます。あとは女性より歳上っぽいメガネの男性もよくお見かけしますね。旦那さんなのかな。
気味が悪い家として有名でしたよ。引っ越してきた時にご近所に挨拶もありませんでしたし。なにより、夜中とか時間を関係なしに、不特定多数の大人が頻繁に出入りしているんです。怪しい宗教かセミナーでもやっているのかと思っていました」
「まさか唇を縫われているとは…」
別の近隣住民はこう話す。
「少し前までは、外国人の男性が住んでいました。ご近所はみんな旦那さんだと認識していましたよ。最近、お見かけしなくなったなと思ったら、別の中年男性がよくお宅に出入りするようになった。なにか"わけアリ"なんだろうという印象です」
容疑者の自宅の不動産は2024年4月に、ある外国人男性の名義で購入されている。この男性が、近隣住民の言う"夫らしき人"なのだろうか。
口を縫い付けられた女性が逃げ込んだ商店は、この女の自宅から徒歩3分ほどの距離だ。取材班は、店の従業員に当時の状況を詳しく聞いた。
「30日午前中、被害者の女性がうちにやってきたのですが、本当に普通に買い物に来た感じの様子で、『助けて!』とか、慌てている素振りはまったくありませんでした。彼女は大きめのマスクをしていて、私のところへ来るなり、『警察に電話してください』というメモを渡してきました。
それですぐに110番通報して、30分ほどしてから警察がきましたが、その間も女性は普通に立って待っていただけ。特に会話はありませんでしたし、まさか唇を縫われていて喋れないなんてことは想像もつきませんでした。マスクにも血などがついていたわけではなく、本当に冷静にしていたので……」
さらにこう続ける。
「彼女は警察とも筆談でやり取りをしていました。容疑者も被害者も、うちの店に来たことは一度もありません。記者さんたちに容疑者の写真も見せられましたけど、ぜんぜんピンとこない。とにかくびっくりです」
桜井容疑者の正体とはいったい──。捜査の進展が待たれる。
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