ホンダ「800万円超えモデル」何が凄い? 画期的システム採用のミドルSUV 「CR-V e:FCEV」特徴は?
800万円超えのホンダ「CR-V」何が凄い?
ホンダ「CR-V」は、ミドルサイズのクロスオーバーSUVで、2022年に北米向けに現行型の6代目を送り出しています。ホンダを代表するグローバルモデルです。
日本では初代、2代目、3代目、4代目とバトンを受け継いできましたが、5代目は、主力の北米市場から約2年遅れで登場しました。
【画像】これが「ホンダの800万円超えSUV」です!(30枚以上)
現行型の6代目は、日本には導入されていませんでしたが、2024年7月に燃料電池車の「CR-V e:FCEV」を企業や官公庁だけでなく、一般ユーザーにもリース形式で販売しています。

ホンダの燃料電池車(FCV/FCEV)の歴史は比較的古く、トヨタとともに注力している自動車メーカーといえます。
1999年に純水素型の「FCX-1」、メタノール改質型の「FCX-2」を公開。2002年12月には「FCX」を日米同時に納車しています。
2005年10月の「第39回東京モーターショー」に「FCXコンセプト」を出展し、2007年11月には「ロスアンゼルスモーターショー」で「FCXクラリティ」を公開。
2008年11月には「FCXクラリティ」の日本向けリース販売を開始しています。
さらに2014年11月に「Honda FCV CONCEPT」をワールドプレミアし、「CLARITY FUEL CELL(クラリティ・フューエル・セル)」を2016年3月にリース販売しています。
トヨタが「MIRAI」を一般販売しているのに対し、ホンダは高額な車両価格やインフラ(水素ステーション)の状況など、燃料電池車を取り巻く環境がまだ十分に整っていない、という判断からリース販売という形式を採っています。
CR-V e:FCEVは、プラグイン機能を備えているのが大きな特徴で、約61kmの一充電走行可能距離により家などで充電(基礎充電)ができればEVとして日常使いの大半をカバーできます。普通充電は6.4kWに対応し、約2.5時間で満充電が可能。
給電機能も備えていて、AC車外給電用コネクター「Honda Power Supply Connector(パワー・サプライ・コネクター)」を標準装備。
さらに、ラゲッジ内にCHAdeMO方式のDC給電コネクターを配置し、「Power Exporter e:6000(パワー・エクスポーター・イー6000)」、「Power Exporter 9000(パワーエ・クスポーター9000)」などの可搬型外部給電機を接続すれば、最大で一般家庭の約4日分の電力をまかなうことができます。
FCVとしての一充填走行距離は、約621kmとミドルサイズSUVのバッテリーEV(BEV)と比べても比較的長い航続距離を確保しています。
車両コストに直結する燃料電池車(FC)システムは、「CLARITY FUEL CELL」に搭載されていた従来システムに対し、コストを3分の1に削減しています。
FCV/FCEVの泣き所であるパッケージングの面でも進化を感じさせます。
FCスタックを中核とするFCシステムと、モーターやギヤボックス、PCU(パワー・コントロール・ユニット)と一体化させた駆動ユニットを組み合わせ、フロントフード下に収めることに成功。
さらに、大きなスペースが必要となる高圧水素貯蔵タンクシステムを後席下と荷室下に分けて配置しています。
後席はリクライニングも可能で、FCV/FCEVの課題であった床面の上げ底感も抑えられています。
水素タンクがラゲッジ側に大きく張り出していますが、フレキシブルボードにより段差を抑えられるほか、荷室を上下に分けて使えます。
そのほか、「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート(予約クローズ機能付)」なども用意されています。
さらに、FCEVとしての利便性を高めることができる「最大充電量設定」や「充電待機時間設定」、「お出かけ前タイマー設定」に対応する「ホンダ・コネクト」を設定。
先進安全装備の「ホンダ・センシング」も標準装備されています。
なおリース販売価格は、809万4900円です。
