“知性と品格”を備えた北川ひかる。「もう戻りたくない」時期と「サイドバックとして生きていきたい」覚悟【コラム】
しかし、そんな不安もすぐに吹き飛ぶ。動画インタビューの撮影現場に現われた北川ひかる選手は、こちらが挨拶すると爽やかな笑顔で対応。「こちらこそ今日はよろしくお願いします」と礼儀正しくお辞儀をした。
何より印象に残っている北川選手の言葉は「サイドバックとして生きていきたい」だった。なでしこジャパンから離れていた時期について「最も苦しい期間。もう戻りたくない」と静かなトーンで話したのも、今いる場所(なでしこジャパンで左サイドバックの一番手)を手放したくないからだろう。
この1年、スウェーデンのヘッケンで確かな進化を遂げた北川選手が、今夏からエバートンの一員としてイングランドのウィメンズ・スーパーリーグに挑戦する。ここでの成果がなでしこジャパンでの活動にダイレクトに影響するだろう。
プレーヤーとして成功できる条件のひとつは“人間力”だと勝手に思っている。その点において、北川選手は心配いらないだろう。確かなサッカーセンスに加え、人間としての知性・品格を備えた彼女なら、この先もきっと素晴らしいアスリート生活を送れるはずだ。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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