■「Truth」のミュージックビデオでは、湖上に浮かぶ城をバックに歌っていますね。撮影時の想いもあるかと思いますが、後で完成した作品を見た時はどんな気分でしたか?

伊藤:目の前にお城と湖があって、ハワイには湖がないので初めて見るものと感じるものが多いから、撮影時にも思ったんですけど改めて「すごい自然の中で撮影したんだな」と思いましたね。やはり撮影時は、パフォーマンスをどういう風にしようか、どういう風に動くかを色々と考えていたので。

■ミュージックビデオと映画を同時に撮影されて、バンドのメンバーの方が映画出演者の方々だったわけですが、TRAPNESTのメンバーはどんな雰囲気でしたか?

伊藤:玉山鉄二さん、姜暢雄さん、水谷百輔さん、とスタッフで成田からスコットランドの撮影場所まで行ったんですけど、空港からみんなで集まって、本当にTRAPNESTが移動しているみたいな気分でしたね。

■ツアーみたいですね。

伊藤:本当にそんな感じです!ミュージックビデオを録りにスコットランドに行ってきます、という感じで。バックステージでも本当にTRAPNESTのメンバーみたいな感じなんですよ。REIRAってちょっと天然な所もあって、私は自分では知らなかったんですけど、「由奈も天然な所があるよ」とスタッフの方に言われて(笑)。本当にコミックから飛び出してきた感じです。

■REIRAはお姫様みたいですね。

伊藤:ものすごく優しくして頂きました。

■赤いドレスや、白いウェディングドレスの様なドレスを着られていましたが、気分的な変化はありましたか?

伊藤:変わりますね。「私はREIRAだ」という気持ちがすごく強いですね。髪の毛もスタイリングしてキラキラして、すごいドレスを着て。「多分、REIRAもすごく気持ちいいだろうな、楽しいだろうな」と思いながら歌いました。女の子はみんな、キレイにしてもらうとやっぱり嬉しいと思うので。私も普段はなかなか着られないドレスを着られたのが嬉しかったです。

■撮影や仕事以外で普段、海外旅行には行かれますか?

伊藤:行ってないですね。ずっと日本にいます(笑)。

■行ってみたい国はありますか?

伊藤:いっぱいありすぎて。できれば全世界に行きたいです!

■カップリングの「Take Me Away」は、今までの伊藤由奈さんの曲と比べると、音の厚みがあって、スピード感や疾走感溢れるサウンドですね。歌い方も今までよりロックな雰囲気で、今まで抱いていたイメージとは違い、こういう一面もあるんだなと驚かされました。

伊藤:あぁー、嬉しいです。こういう歌い方は「Take Me Away」が初めてで、今までで1番強い歌い方かもしれません。「どうしてもこのメッセージを伝えたい」という感じのノリで歌ったんですよね。

■カップリングの曲を選ぶ時は、他に何曲か候補曲はあったのですか?

伊藤:そうですね。他の曲もデモの中にあったんですけれども、1番気に入ったのが「Take Me Away」だったので。

■どんな所が気に入りましたか?

伊藤:デモの段階と1番最後の仕上がりは全然違うんですけど、生っぽいバンドサウンドを狙っていたので、この曲はいいんじゃないかな、って思いましたね。

■まさにそんな感じの曲ですよね。

伊藤:そうですね。