森保一監督(写真:ロイター/アフロ)

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10日の中国戦に2-1、14日の香港戦に5-0と、日本代表は順調な滑り出しを見せました。準備期間が少なく初めて招集された選手が多いわりにはいい試合をしているという意見もあるようですが、僕はそうとばかりは言い切れないと思っています。

正直に言うと、今回の中国代表は監督も交代したばかりでワールドカップ予選から大幅にメンバーを入れ替えていることもあり、日本とは力の差があったと思います。また香港に関しても、実力の差は明らかでした。

森保一監督がフィールドプレーヤー全員を使って選手のモチベーションを上げたのはいい采配だったと思います。ただ、相手の状態を考えると、国内組だけで構成されているとはいえ、日本代表が勝たなければいけない相手でした。

もちろん勝ちきったことは評価するべきだと思いますが、この2試合で誰かが代表定着への足がかりをつかんだかというと、そういう選手はいないでしょう。小川航基のハットトリックはよかったと思いますが、これで将来が見えてきたわけではありません。

次の韓国戦でどれくらいのことができるのか。この厳しい相手と対戦したときにアピールできてこそ、その後の構想の一員となることが出来ます。

どれくらいのアピールが必要なのかというのは、日本代表の他の代表選手を見るとハッキリします。

たとえばザルツブルクの南野拓実にはリバプールへの移籍話が出ています。これはチャンピオンズリーグで対戦した際にリバプールのユルゲン・クロップ監督から目を付けられた可能性があるということです。

そんな南野が韓国戦に出ていたらどんなパフォーマンスを見せるのか。今の日本代表の選手にはぜひそういうことも考えながらプレーしてほしいと思います。