【前園真聖コラム】第276回「E-1選手権ではまだ誰も評価できない」
正直に言うと、今回の中国代表は監督も交代したばかりでワールドカップ予選から大幅にメンバーを入れ替えていることもあり、日本とは力の差があったと思います。また香港に関しても、実力の差は明らかでした。
もちろん勝ちきったことは評価するべきだと思いますが、この2試合で誰かが代表定着への足がかりをつかんだかというと、そういう選手はいないでしょう。小川航基のハットトリックはよかったと思いますが、これで将来が見えてきたわけではありません。
次の韓国戦でどれくらいのことができるのか。この厳しい相手と対戦したときにアピールできてこそ、その後の構想の一員となることが出来ます。
どれくらいのアピールが必要なのかというのは、日本代表の他の代表選手を見るとハッキリします。
たとえばザルツブルクの南野拓実にはリバプールへの移籍話が出ています。これはチャンピオンズリーグで対戦した際にリバプールのユルゲン・クロップ監督から目を付けられた可能性があるということです。
そんな南野が韓国戦に出ていたらどんなパフォーマンスを見せるのか。今の日本代表の選手にはぜひそういうことも考えながらプレーしてほしいと思います。
関連情報(BiZ PAGE+)

1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。