加藤一二三九段のツイッターより

写真拡大

2017年6月20日に現役引退した「ひふみん」こと、棋士の加藤一二三九段(77)が、自身のツイッターで7月2日、同日東スポWebで公開された記事に憤慨している。

同日12時頃、

「東スポさんには完全な捏造記事を掲載されて困惑しております。なぜあんなに悪意を持たれるのか理解できない。 連盟経由で抗議するしかない。」

とツイートし、怒りを露わにしている。

「棋士引退・ひふみん 藤井四段効果だ!年収1億円」

同日11時に東スポWebで公開された記事には、「棋士引退・ひふみん 藤井四段効果だ!年収1億円」という見出しで、加藤一二三九段に各メディアから出演依頼が殺到し、ギャラは総額1億円に上るのではないか、と書かれてある。

同記事では、

「テレビ出演、講演会等のギャラを含め、CM出演も決まれば、今年の年収は1億円に迫る勢いだ。近年、勝利数が激減し、年収は数百万円程度まで落ち込んでいたとみられるが、藤井四段の登場でひふみん自らが『藤井特需』と話すように再びスポットライトを浴びた。長年、将棋界に貢献してきたレジェンドだからこそで、ある意味『慰労金』ともいえる。」と、藤井聡太四段が登場してきたことで、加藤九段は多額の収入を得ることができた、としている。

記事ではほかにも、「ひふみん伝説」と題し、

「大の猫好きでも知られ、東京・三鷹市の集合住宅の自宅庭でノラ猫に餌を与えていたが、近所からの糞害や車を傷つけられるなどの苦情を聞き入れなかったため、2008年、餌やり中止を求めた住民訴訟を起こされ敗訴。将棋以外の戦いには向いていなかったようだ。」

などと加藤九段の日常に苦言を呈している。

同ツイートは、2017年7月2日16時時点で、4736リツイート、3980を超える「いいね」がついている。