「寂しい」「アシストできたのは自分の誇り」「こんなにも頼もしいFWはいなかった」「物差しの頂点」…仙台FW平山相太引退に元同僚たちから労いの声

写真拡大

▽26日に現役引退を発表したベガルタ仙台の元日本代表FW平山相太(32)。これを受けてかつての同僚たちが労いのメッセージを送っている。

▽国見高校時代に、全国高校サッカー選手権では2年次、3年次と史上初の2大会連続で得点王に輝き“怪物”と呼ばれた平山。Jリーグや欧州クラブからのオファーもある中、筑波大学へと進学し、2005年には当時エールディビジのヘラクレス・アルメロへと加入した。

▽1年目こそ31試合8ゴールと実力を発揮するも、2年目は監督の信頼を得られずFC東京へ移籍。度重なるケガの影響などでプレーできないシーズンもある中、11シーズンに渡ってプレーして、2017年に仙台へと完全移籍。しかし、シーズン序盤に足首を負傷し、公式戦に出場しないまま昨シーズンを終えると、26日に現役引退を発表した。

▽日本代表としては、世代別の代表チームに招集され、2003年、2005年のワールドユースに出場。また、2004年のアテネ・オリンピックには飛び級で選出。2010年にはA代表にも選出されていた。A代表では通算4試合出場し3得点を記録していた。

▽FC東京で共にプレーしたDF太田宏介は、自身のツイッタ―(@kosuke444)で「この試合のこのゴールが今でも鮮明に覚えてる」と2013シーズンのJ1第25節浦和レッズ戦(3-2でFC東京が勝利)での平山のアディショナルタイム弾の動画と共に更新。DF森重真人(@morigekun3)は「こんなにも頼もしいFWはいなかった」とコメントしている。※絵文字省略

太田宏介

平山相太選手が現役引退。相太くんの数多くのゴールをアシストできたのは自分の誇りです。その中でもこの試合のこのゴールが今でも鮮明に覚えてる。13年間本当にお疲れ様でした!」

森重真人

平山相太選手の引退。本当に残念ですが13年間お疲れ様でした。こんなにも頼もしいFWはいなかったです。同じチームで戦えた事に感謝です」

▽また、世代別日本代表として切磋琢磨した浦和FW李忠成はインスタグラム(tadanarilee_official)を#僕の物差しの頂点 #永遠のライバルのハッシュタグをつけて更新。昨シーズン1年間ベガルタ仙台で時間を共にしたDF増嶋竜也はツイッター(@masushima05)で「相太の引退は寂しい」と胸中を明かしている。

李忠成

「サッカー選手として永遠に僕の『物差しの頂点』平山相太

「同世代FWで彼はスターであり目標だったのは間違いない。 190以上あるのに足下うまいし変に落ち着いていてボールも収まる。 普段はのほほん〜としてるのにサッカーになると負けん気強い生粋のゴールハンター」

「相太と同じ年に生まれて同じ時間と同じピッチで仲間としてサッカーできた事を嬉しく思うし、彼の決断とこれからの成功を願う。 ピッチ外でも永遠にライバルでいたい平山相太

◆増嶋竜也

「相太の引退は寂しいね」

「去年一年間リハビリをがんばってる姿を近くで見ていたから、ピッチで頑張ってる姿をもう一度見たかった。相太は本当に悔しいと思う」

「当たり前のように毎日サッカーができることを感謝しないといけないね。現役生活お疲れ様」