究極のスマートモビリティ「自転車」を相互シェア!東京4区で広域実験
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都市部での渋滞緩和などに貢献する、効率的で環境にもやさしい移動手段として注目のスマートモビリティ。
トヨタ『i-ROAD』やホンダ『MC-β』などの超小型EVをはじめ、FUTURUSでも様々な事例を紹介しているので、ご存じの方も多いだろう。
が、ちょっと待った! スマートモビリティ的乗り物といえば、元祖はやはり自転車だ。
特に、最近人気の電動アシストタイプなら、急な坂道もなんのその。
小さい子供を乗せ、スーパーで買った荷物満載のおかあさんに、アシストなしMTBに乗る(軟弱な)筆者は、何度ブチ抜かれたことだろう(けっこう悔しい)。
ドコモが東京4区で広域実験
余談はさておき、本題。
NTTドコモとドコモ・バイクシェアは、2016年2月から東京都の千代田区、中央区、港区、江東区の4区内なら、どこでも移動可能な自転車シェリングの広域実験を開始する。
これら4区は、既にドコモの自転車シェアリングサービスを区内限定で実施中。
今回の実験では、各区ですでに設置してある計16カ所のサイクルポート、1,115台の自転車(いずれも2015年12月1日現在)を相互利用する。
自転車の貸出や返却が、該当区内なら自由にできるわけだ。
自転車の集中・偏りの改善を検証
これは、立派なスマートモビリティの実験だ。
4区内で、効率的な移動手段として自転車を有効活用。自転車なら、当然CO2排出ゼロで超エコ。漕げば運動にもなるから、まさに“一石三鳥”だ。
実験で検証されるのは、主に自転車の集中・偏りを緩和して、スムーズな貸出や返却ができる運営体制について。
これは例えば、中央区に貸出用自転車が集中して返却され、江東区には全くない、などといった事が考えられるからだ。
こういったシェアリングサービスにつきものの問題点を、いかに改善するかの方策について検証される。
ちなみに、サービスに使われるドコモの自転車は、電動アシストタイプ。前述の通り、筆者のライバル(?)だ。
しかも、通信機能やGPS機能、遠隔制御機能(貸出・返却制御やバッテリー残量などが分かる)を採用。サイクルポートの設備を簡略化することができる。
また、本体の操作パネルにはカードリーダーも搭載。
おサイフケータイに対応した、携帯電話やスマホ、ICカードをかざすだけで、その場ですぐに貸出/返却ができる。
筆者のMTBよりも、かなりハイテクだ。
利用方法、料金
利用料金(税別)は、
●個人向けの場合
月額会員:2,000円/月
1回会員:150円/回
1日パス:1,500円/日
●法人向けの場合
月額会員:2,000円/月
定額会員:4,000円/月
個人の1回会員と法人の月額会員は、1回の利用が30分を超えた場合、30分毎に100円が追加される。ちなみに、すでに自転車シェアリングの利用者は、特別な手続きは不要。そのまま利用が可能だ。
さて、元祖スマートモビリティ“自転車”を使った広域シェアリング、結果はいかに?
電動アシスト式なのはちと気になるが(くり返すが、個人的に天敵なので)。更なるエリアの拡大などに繋がるのか?(個人的には脅威……くどい?)
実験は4月30日まで行われる予定だ。
【参考・画像】
※ 【重要】自転車シェアリング広域実験開始のお知らせ〜区境を越えてご利用いただけます - ちよくる
※ Graphs / PIXTA
【動画】
※ 利用方法 - YouTube
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