2位タイでホールアウト。ワールドランクも上がりUSオープンのチャンスも出てきそう(撮影:岩本芳弘)

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<日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯 19日◇最終日◇総武CC総武C(7,327ヤード・パー71)>
 国内男子メジャー「日本プロゴルフ選手権日清カップヌードル杯」の最終日。トータル2アンダーの4位タイからスタートした藤田寛之は、この日も2つスコアを伸ばしトータル4アンダーでフィニッシュ。一時は首位に並ぶなど見せ場を作った賞金王が、メジャータイトルに最後まで肉薄して見せた。
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 悔やまれるのは、首位に並んで迎えた15番だ。距離が長い上にこの日はアゲインストが吹いた最難関ホールで、グリーン右手前バンカーからの3打目は寄らず6メートルのパーパットを残した。「パットは上りで、最後ちょっと下りの微妙な感じ。ラインに乗せていこうと思ったけど」とグリーン上に賭けたものの入らずボギー。「最後まで何があるかわからない。最後の最後までそういう気持ちでいた」と勝利への執念を見せたが、あと1打及ばなかった。
 「つるやオープン」、「中日クラウンズ」と得意大会で2戦連続予選落ち。練習ラウンドでもショットは安定せず、今大会に入った時は決して絶好調ではなかった。それでも、毎日のように日が沈むまでコースで調整。まだまだ本調子とはいかないながらも“練習の虫”藤田らしくビッグタイトルへ向けて調子を整えた。
 マスターズ前の右肋骨疲労骨折から練習できない時期が続き、調子を落としたまま迎えた2013年シーズン。「最後はもう一つ。残念という気持ちのほうが強い」と目前まで迫ったタイトルへの欲を見せながらも、「藤田流というか、これだというイメージを固めたい。結果は出てきたので、良いところを伸ばして、悪いところは改めて」とようやく復調の光は見えたことは大きい。ケガの不安も消えてようやくらしさを取り戻しつつある賞金王。シーズンの開幕はこれからだ。
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