世界文化遺産に登録されると思う? 「富士山」は54.8%、「鎌倉」は50.6%

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フォートラベルが運営する「旅行のクチコミサイト フォートラベル」は、2012年12月27日〜2013年1月7日にかけて、富士山および鎌倉の世界文化遺産登録に関する意識調査を実施した。

有効回答数は941件。

今回の調査は、世界文化遺産としての登録を申請している「富士山」と「武家の古都・鎌倉」が、2013年6月に開催される世界遺産委員会で登録可否が決定することを受けて行ったもの。

世界文化遺産について、「富士山」は54.8%、「鎌倉」は50.6%が、「登録されると思う」と回答した。

なお、「どちらも登録されない」という回答は21.8%にとどまった。

「富士山は世界遺産に登録される」と回答した人は、特に50〜60代以上の支持が高く、年齢が上がるにつれて支持する傾向にあるようだ(50代:59.4%、60代以上:58.9%)。

地域別では「甲信越・北陸」(64.0%)、「近畿」(64.0%)、「東海」(62.3%)の支持が高く、富士山に近いエリアのほか近畿地方の票が多く集まった。

回答者からは、「日本の象徴であり、日本を代表する山だから」、「世界的に有名」、「唯一無二の存在」といった声が寄せられた。

「鎌倉は世界遺産に登録されると思う」と回答した人は、男性が56.0%、女性が45.6%と、男性の支持が多い結果となった。

回答者のコメントからは「日本固有の歴史的背景や文化があるから」、「武家政権発祥の地であり、歴史的価値が高いから」、「歴史的建造物が多く、街全体で保存されるべき」などのコメントがあがっていた。

一方、「登録されないと思う」と回答した人に登録されない理由について聞くと、「富士山」は「ゴミ問題」が多くを占め、富士山の環境汚染が世界登録への登録を妨げると考える人が多いようだ。

「鎌倉」については、「世界的な知名度が低いのでは」という声のほか、「京都や奈良と比較すると印象が薄い」などの意見も寄せられた。