串田アキラと堀江美都子がアニソン宣言「時間を超えて思い出を運んでいく」

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東映チャンネルにて5月より放送される特別番組『串田アキラ&堀江美都子 ヒーローソングライブ』の公開収録会見が21日、都内で行われ串田アキラと堀江美都子が出席した。

『宇宙刑事ギャバン』や『機動刑事ジバン』、『太陽戦隊サンバルカン』といった特撮シリーズから、『キン肉マン』や『疾風ザブングル』といったTVアニメまでジャンルを超えて多くの主題歌を歌ってきた串田と、『キャンディ・キャンディ』『超電磁マシーンボルテスV』『海賊戦隊ゴーカイジャー』『サザエさんのうた』など、数多くの特撮・アニメの名曲を歌いながら、声優としても活躍してきた堀江。

アニソンの大御所といえる両者が揃ったこの日の会見では、第一線でアニソンを歌い続けてきた想いや当時のエピソードを語られた。

『太陽戦隊サンバルカン』でアニソンデビューを飾った串田は、もともとはリズム&ブルースの歌手であり、「ヤング101」の初期メンバーとしても活躍。

当時は、まるで景色の異なるアニソンの世界に戸惑いを隠せなかったようで「子供たちにウケる歌というのはとても難しかった。

レコーディング時はディレクターに”串田くんもっとかっこよく!”と何度も何度も言われ、その”かっこよさ”がわからなかった」と振り返りつつも、「『宇宙刑事ギャバン』を歌った時にやっと子供たちに歌う”歌の心”がわかってきたんです」と自身のルーツが彼の代名詞とも言える『ギャバン』にあったことを明かした。

一方の堀江は、「子供の時からアニソン歌手として養成ギブスをはめられた状態で育てられて、もうアニソンの世界以外は知らないわけです」と、串田とは真逆の環境だったという。

声帯が少年とも少女ともとれるような中性的な声ということもあり、その後の堀江は、少女アニメからロボットもの、特撮と幅広いジャンルで活躍していくことになるが、「かわいい歌ばかりじゃなくて”今わたしは叫びたい!”と思った時期があって、そこにちょうど『秘密戦隊ゴレンジャー』がきたんです。

そこからいろんな特撮やロボットアニメを歌わせていただいて」と、自身のキャリアにおける分岐点となった作品のひとつに『ゴレンジャー』を挙げていた。

また、数多くのアニソンを歌ってきた両者にとって、まず一番肝心なことは言葉をはっきりさせることだという。

加えて串田は「ヒーローは強いだけではなく、その中に優しさを滲ませなきゃいけない。

僕はこんな声ですから”ガン!”といっちゃうんだけど、一歩引く優しさは重要」と、そして堀江は「番組を盛り上げられるような歌。

自分の個性というよりは番組にあわせた歌い方をする。

それができてアニソン歌手としては一人前なんです」とそれぞれに語っていた。

さらに堀江は、アニソンの音楽性について「子供向けというとグレードが低いように昔は捉えられがちですが、アニソンほどグレードの高い音楽はないと思うんです」と話し、「創世記の頃から一流の作詞家、作曲家の方々が手がけ、その中には”こうしたらもっと楽しいんじゃないか”という遊びがありました。

そういう中で生まれてきた音楽なので、私はジャンル的にもどこにも引けをとらないくらいグレードが高いと思うし、子供が覚えて楽しめるということは大人にも共通することです」とアニソンの魅力を分析。

また、アニソンのライブで一番難しいのは衣装選びだといい「一つのステージの中ですべての曲を歌えるような衣装がなかなかなくて、そこからでてきたのがブーツにホットパンツというスタイル。

これだと意外とオールマイティーにどんなジャンルでもいけるのではずせない。

ワンピースじゃ『ボルテス』歌えないしな……とか。

独自にできたスタイルなんです」というエピソードも披露していた。

本日の公開収録は視聴者限定であり、放送当時を懐かしむ大人のファンも多いことから、串田は「放送当時は子供番組の主題歌で、それを大人に対して歌うことになるけど、歌い方はそのままです。

そこをアレンジして変えてしまうとその時の思い出が消えてしまうから」と宣言。

堀江もそれに同調し「自分だけの思い出の歌ではないんですよね。私たちの役割は、皆さん一人一人の中にある思い出の歌をそのまま時間を超えて運んでいくことなんです」とその想いを明かしていた。