「シグナル」「テレグラム」犯罪グループが使う暗号化通信内容をリアルタイム把握 新手法や法整備に専門家会議設置へ 警察庁
トクリュウ=匿名・流動型犯罪グループによる事件を未然に防ぐため、警察庁は、秘匿性の高い通信アプリの内容などを遠隔で把握する新たな手法の導入に向け、専門家会議を設置することを決めました。
警察庁によりますと「トクリュウ」を巡っては去年の特殊詐欺の被害額が過去最悪の3257億円に上ったほか、今年5月には栃木県で強盗殺人事件が発生するなど深刻な被害が続いています。
犯罪グループは「シグナル」や「テレグラム」などの秘匿性の高い通信アプリで暗号化されたやり取りを行っており、情報の把握が難しく、実行犯を検挙しても指示役の特定や次の被害の阻止が困難となっています。
こうした状況を受けて、警察庁は専門家らによる会議を設置し、犯行計画をリアルタイムで把握して被害を未然に防ぐため、現行法では難しいとされる手元にない犯人の通信端末からも遠隔で情報を取得することを目指します。
今後は海外での最新技術の動向を踏まえながら新たな法制度の整備に向けた検討を進める方針です。
