NASA(アメリカ航空宇宙局)は2026年7月31日付で、打ち上げ準備が進む次世代の宇宙望遠鏡「ナンシー・グレース・ローマン(Nancy Grace Roman)」に、記念プレートが取り付けられたことを紹介しました。


取り付け作業は7月27日、アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターにある、推進剤の充填などを行うペイロード整備施設で実施されました。記念プレートには、世界中から寄せられた135万144人分の名前を記録したSDカードが備えられています。また、NASAの画像資料によると、SDカードは7月17日に金属製の記念プレートへ接着されました。


【▲ ケネディ宇宙センターのペイロード整備施設で行われた記念プレートの取り付け作業(Credit: NASA/Jolearra Tshiteya)】

135万人分の名前を乗せて宇宙へ

この記念プレートは、NASAの初代主任天文学者を務めたナンシー・グレース・ローマン氏の功績をたたえるものです。ローマン氏は、地球大気の影響を受けない宇宙望遠鏡を推進するとともに、観測データを科学者が広く利用できるようにすることにも尽力しました。ローマン宇宙望遠鏡の名称は、同氏にちなんで付けられています。


SDカードに記録された名前は、NASAの参加型キャンペーン「Send Your Name with Nancy Roman」を通じて集められました(2026年7月12日に受付終了)。同様の企画は、2026年4月に月周辺の有人飛行を成功させたArtemis II(アルテミスII)でも実施され、564万7889人分の名前を記録したSDカードがOrion(オリオン、オライオン)宇宙船とともに月を周回しています。


なお、約135万人分の名前を乗せたローマン宇宙望遠鏡は、SpaceX(スペースX)の「Falcon Heavy(ファルコンヘビー)」ロケットによって、アメリカ東部夏時間2026年8月30日7時26分(日本時間同日20時26分)に打ち上げられる予定です。


【▲ ローマン宇宙望遠鏡の想像図(Credit: NASA's Goddard Space Flight Center)】

 


文・編集/sorae編集部


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