株式会社バスキュールと日本テレビ放送網株式会社は2026年6月1日、気象衛星ひまわりの観測データを活用した地球観測映像プラットフォーム「TerraCaster(テラキャスター)」をリリースしました。


【▲ TerraCasterのメインビジュアル(Credit: バスキュール/日本テレビ)】

気象衛星ひまわりの画像から「今の地球」を映像化

TerraCasterは、赤道上空約3万6000kmの静止軌道にある気象衛星ひまわりが10分間隔で観測する地球画像をもとに、画像と画像の間を補間処理でつなぐことで、まるでライブカメラのような滑らかな映像を生成するプラットフォームです。


映像は実際の観測画像をもとにしており、補間された中間フレームも前後の観測データに沿って生成されます。撮影から最短1時間で映像化され、24時間365日、「今の地球」に近い姿を映像として届け続けるシステムが構築されています。


【▲ TerraCasterが映し出す多彩な気象現象。左上から時計回りに、日の出と地球の満ち欠け、日本列島の積乱雲、台風の発生から熱帯低気圧化、済州島のカルマン渦(Credit: バスキュール/日本テレビ)】

映像の出力解像度はフルHDや4Kに加え、最大11K相当の超高精細映像にも対応します。近年増加している大型サイネージや大規模シアターでも、ズームアップ時にディテールが損なわれにくい品質を実現しています。24時間の地球の変化を約30秒のタイムラプス映像にまとめることができるほか、見たい日時や事象の指定、ひまわりの観測範囲内での任意地点へのズームなど、用途に応じた映像素材としての提供も可能です。


世界環境デーに全国60面超の大型ビジョンで展開

6月5日の「世界環境デー」に合わせ、LIVE BOARDをはじめとする各社とのコラボレーションにより、国内主要都市の60面以上のデジタルサイネージにTerraCasterの映像が登場します。東京・虎ノ門ヒルズのステーションビジョンでは11K相当の超高精細上映が行われるほか、東京・汐留の日本テレビタワー2階ロビーの大型LEDビジョンでも、6月よりTerraCasterの映像が上映されます。


報道・教育・防災など幅広い活用へ

バスキュールは、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟を舞台にした「KIBO宇宙放送局」など、宇宙と地上をつなぐメディアサービスを手がけてきました。今後は日本テレビの番組制作・配信ノウハウと組み合わせることで、衛星データを報道、教育、防災、商業施設向けコンテンツなど幅広い領域で活用する計画です。報道番組や情報番組の気象関連コーナーへの順次導入も予定されています。



文・編集/sorae編集部


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