うつ病の人がやりがちだけれども良くない習慣」と題した動画で、精神科医・臨床心理士・公認心理師として活躍する生活に役立つメンタルヘルス氏が、うつ病の際に避けるべき行動や考え方について解説した。動画冒頭で発言者は「うつ病は、健康な時の元気がない状態の延長ではありません。うつ病は、健康な時とは明らかに違う状態です」と語り、「自分で考えている以上に脳の働きは低下し、心の抵抗力も落ちています」と、その深刻さを強調した。

氏は、うつ病の際に見直すべき悪習慣をいくつか挙げた。特に「比べること」の危険性について、「うつ病になると、自分を奮い立たせるためでなく、自分の欠点を責めるために、他人と比べてしまいます。これは、自己肯定感が低くなったためです」と指摘。SNSで他人の成功や輝く姿を見ることで自身を責めてしまい、「何でも比べて、ダメだ、情けない、となっているのが、うつ病です」と強い口調で注意を促した。その上で「比べる前に、他人の情報が入ってこないように、自分を守ることが大切です」と、状況によってはSNSなどの情報は遮断するべきだと提案した。

また、過去の自分や元気だった頃と今を比べて落ち込む傾向にも警鐘を鳴らし、「人生は波があるものです。過去の栄光と今を比べることは、よくありません」と断言。完全な回復や目標設定を急ぐあまり自分を追い込むことについても、「うつ病は、無理をしないで、自然に治ってくるものです。焦りが症状を悪くさせることもあるので、いつまでに治す、という目標を立てられません」と柔軟な姿勢の重要性を説いた。

特に印象的だったのは、「困難に立ち向かって、枯れたエネルギーをさらに使い果たすことはするべきではありません。うつ病の時は、逃げるが勝ち、をモットーにしましょう」という見解。「人は人、自分は自分、病気を治すことを優先、必要のない責任は負わない、逃げるが勝ち、といったことを、座右の銘にして過ごしてみてください」と強調した。

動画は「以上、生活に役立つメンタルヘルスチャンネルでした。動画が良かったなと思ったら、チャンネル登録と高評価をよろしくお願いします」と締めくくられ、発言者はうつ病当事者へのあたたかな励ましとともに、無理をせず心の充電を大切に過ごすよう呼びかけていた。
また、書籍【精神科医とカウンセラーが解きほぐす、自分では気づけないうつのケツロン】の売れ行きが大変好調で感謝の旨をお伝えした。

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