カレーが「嫌い」な人って、日本にどれほどいるのだろうか――。

そんな素朴な疑問から、Jタウンネットは「カレー、好き?嫌い?」というテーマでアンケート調査を実施した。投票期間は2019年6月18日から8月9日までで、全国934人の読者から投票をいただいた。

もはや国民食の1つにも数えられるカレー。グルメ系の情報サイトなどでは、「みんな大好き!」という形で紹介されることも少なくない。そうした状況を見る限り、カレーが苦手な人はかなり珍しい印象だが、実際のところはどうなのだろうか。

さっそく、調査結果を見ていこう。

カレー嫌い」の主張とは



全国の投票結果をまとめたのが、こちらの図表だ。

やはりというべきか、多数を占めたのは「好き」(75%=701票)だった。全体の4分の3が好きと答える料理なんて、カレー以外にはほとんどないだろう。改めて、根強い人気を実証する結果となった。

だが一方で、意外にも「嫌い」という回答も少なくない。全体の12.1%にあたる113票、なんと約8人に1人が「カレーが嫌い」だと答えたのだ。正直に言って、当初の予想を遥かに上回った印象だ。まさか、こんなに多いとは...。

いったい、何が苦手なのか。カレーが嫌いだという人の投稿をツイッターなどで調べると、次のような意見がヒットした。

「匂い、味、食感、全部ダメ 野菜も肉も好きだから具材が原因じゃないよ」
「好きすぎて食いまくって気持ち悪くなって吐くのを繰り返してるうちに嫌いになった」
カレーの脂っこさと強い味がどうも好きになれんわ」

ニオイや脂っこさなどを挙げる人が多い。そのほか、スパイスが体に合わないため、カレーが嫌い(食べられない)というユーザーも目立った。

都道府県別の結果は?

続いて、都道府県別の結果を見てみよう。



こちらもまた、「好き」派が圧倒的だ。日本列島のほとんど、42もの都道府県を真っ赤に染めている。

一方で、票数は少なかったものの、唯一「嫌い」派が優勢となったのが岐阜。また、「どちらでもない」が最多となったのは滋賀で、カレーがあまり好きではない人が多かった2県が隣り合う形となっている。

しかも、カレー好きが優勢だった愛知と京都でも、「嫌い」派の割合が全国的平均よりも多い結果に(愛知=26.9%、京都=33.3%)。理由はまったく見当もつかないが、隣接した4県にカレー嫌いが多いのには、何らかの事情があるのかもしれない。

もし理由が分かる読者がいれば、Jタウンネットまでお教えいただければ幸いだ。