逆転判決! ミランのヨーロッパリーグ出場が可能に!

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スポーツ仲裁裁判所(CAS)は20日、ミランに対する欧州カップ戦出場権の剥奪を取り消したことを発表した。

ミランは、2017-18シーズン、中国人実業家のリー・ヨンホン氏を中心とする合弁企業『ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルク』が、ミランを運営する『フィニンヴェスト』から7億4000万ユーロ(約965億円)でクラブを買収していた。

しかし、UEFA(欧州サッカー連盟)はミランがアメリカのヘッジファンド『エリオット・マネジメント』から、巨額の利子が伴う3億ユーロ(約392億円)の資金を借り入れ、昨夏の移籍市場で新戦力獲得に約2億ユーロ(220億円)以上をつぎ込んでいることを理由に、クラブ経営の安定性を疑問視。FFP(ファイナンシャル・フェア・プレー)違反を冒しているとして、ヨーロッパリーグの出場権剥奪を発表していた。

ミランはこの決定を不服としてCASへ上訴。そして、今回ミランは無事にヨーロッパリーグの出場権を取り戻すことができた。

ミランは、FFP違反やEL出場権剥奪により選手の放出が噂されていたが、今回の決定により戦力のキープ、さらには補強も見えてくるだろう。