トランプ大統領(写真:ゲッティ)

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アメリカのトランプ大統領は17日、FOXテレビのインタビューの中で、NATO(北大西洋条約機構)に2017年に加盟したモンテネグロについて「国民は攻撃的だ」と述べ「状況によっては第3次世界大戦が起きるかもしれない」と指摘した。この発言に対し19日、モンテネグロ政府が声明を出して反論し、波紋を広げている。NHKニュースが報じた。

「アメリカの兵士がモンテネグロの防衛のために戦う必要はあるのか」という質問にトランプ大統領は「同じ疑問を持っている。ちっぽけな国だが、国民は強く、攻撃的だ」と言及。そのうえで、モンテネグロで軍事衝突があった場合、NATOの集団防衛の定めに従ってアメリカ軍が防衛に参加する事態を念頭に「状況によっては、第3次世界大戦が起きるかもしれない」と述べた。

この発言に対してモンテネグロ政府は19日、「わが国はNATOの一員として世界の平和と安定に貢献している。アフガニスタンではアメリカ軍とともに活動している」とする声明を出した。

「第3次世界大戦起きるかも」トランプ大統領の発言が波紋(NHKニュース)