「我々はインテルの対抗馬ではない。言うことも、やれることも、あまりないんだ」

ローマは7日、セリエA第23節でフィオレンティーナに1−0と勝利を収めた。クラウディオ・ラニエリ監督は笑顔を浮かべて勝利についてコメントしているが、首位インテルを追いかけようとする短絡的な熱気には釘をさしている。

「シーズン終了時に我々がチャンピオンズリーグ出場権獲得となる上位3位に入っていれば、それだけで素晴らしいリーグ戦だったと言えるだろう。我々は戦っては勝ち、調子が悪くてもエンジンを入れれば10分間で試合をひっくり返せるようなチームと争うことはできない。インテルには賛辞を送らなければならないよ」

また、ラニエリ監督はフィオレンティーナへも賛辞を送っている。

「彼らはより良い結果にふさわしかった。これほど我々相手にシュートを打ったチームはなかったよ。だが、彼らはすべてをセーブしてしまう素晴らしいGKと対戦したんだ。我々は苦しんだし、そこから抜け出すには、(ダニエレ・)デ・ロッシの犠牲やフアンと(フィリップ・)メクセス、(ジョン・アルネ・)リーセの能力が必要だった。我々は守りを固めたが、このチームには一つの能力がある。粘り強さだよ」