2アシストで勝利の立役者となったリオネル・メッシ【写真:徳原隆元】

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メッシが決勝進出に大きく貢献

 またしてもFWリオネル・メッシの活躍でアルゼンチン代表が劇的勝利を飾った。

 現地時間7月15日、北中米ワールドカップ(W杯)準決勝でイングランド代表と対戦し、後半40分からの2アシストで2-1の勝利に母国を導いた。

 アルゼンチン代表は決勝トーナメントに入ってから、伏兵カーボベルデ代表に苦戦して延長戦の末に3-2で競り勝ち、エジプト代表には残り約10分から2点差を逆転。さらにスイス代表とも延長戦を戦い激闘の末に勝ち残った。

 そしてこのイングランド戦も後半10分に0-1のリードを許した。そこからボールを制圧して攻勢を強めていく中で、アルゼンチンのリオネル・スカローニ監督はゴール前での強さを見せる選手を交代で投入。するとメッシは中盤でボールを触りながら、右サイドに開くような回数も増やしていった。

 すると後半40分、コーナーキックを短くつないだ後にメッシのパスを受けたMFエンソ・フェルナンデスが右足ミドルを蹴り込んだ。勢いが止まらないアルゼンチンは後半アディショナルタイム2分、右サイドでメッシが縦に突破して右足クロスを入れると、ラウタロが頭で押し込んで一気の逆転劇。わずか7分で試合をひっくり返した。

 試合を終えてメッシは国際サッカー連盟(FIFA)のインタビューに応じて「本当に信じられない。このチームがやっていることは素晴らしいです。そして今日の試合もまた、僕たちのキャラクター、粘り強さ、集団としての力、みんなで一緒にプレーする姿勢、強さ、そして我慢強さを示すものだったと思います」と試合を振り返った。

 そして、マルビナス諸島を巡る争い(フォークランド紛争)も抱える歴史的な背景や、ディエゴ・マラドーナによる「神の手」など過去の対戦からも様々な因縁が渦巻くイングランド戦の勝利に「試合前にも話していました。これはあくまで一つのサッカーの試合です。ただもちろん、イングランドと対戦するというのは、歴史的な背景も含めて特別なものがあります。準決勝で対戦する可能性のある相手の中でも、僕たちにとってはどうしても勝ちたい相手の一つでした。そして、ファンに喜びを届けたかったんです」と、その思いを語った。

 決勝の相手は、長年バルセロナでプレーしてきたメッシにとって特別なスペイン代表との対戦になる。「とても特別な試合になると思います。特別な決勝ですし、非常に拮抗した試合になると思います」としたうえで、連覇へ向け「僕たちはまた決勝にたどり着きました。2大会連続の決勝です。もちろん、とてもうれしいです。この物語はまだ終わりません」と、笑顔を見せていた。(FOOTBALL ZONE編集部)