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 ◇第75回全日本大学野球選手権記念大会第1日・1回戦 大商大7―4九産大(2026年6月8日 神宮)

 二塁で先発出場し、7回の守備途中にマウンドへ向かった。大商大の「二刀流」中山が投手にスイッチしたのは2死満塁のピンチだった。

 2―3の劣勢で「(先発でエースの)星野さんが代わる時はチームが苦しい時。より一層力が入りました」。空振り三振に抑え、その後の逆転劇につなげた。1番打者として5打数2安打をマークし、2番手投手としては2回1/3を2安打1失点。150キロ近い速球を軸に5奪三振で、試合終了まで投げた。

 智弁学園(奈良)時代に高校日本代表に選出された。「周囲からはどちらかに絞った方がいいと言われるが、両方で活躍できるのは幸せ」と感謝する。当時は148キロだった直球の最速は152キロ。バランスのいい体づくりを意識し、ウエートトレーニングで上半身を鍛え、ランニングで下半身を鍛えてきた。

 前回大会を不祥事で出場辞退した大商大が初戦を突破。「日本一になるために、チームのためにできることは全てやるつもり」とフル回転を誓った。(片山 和香)