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日弁連(小林元治会長)は7月26日、2008年の秋葉原無差別殺傷事件を起こした加藤智大死刑囚の死刑が同日午前に執行されたことについて、強く抗議する会長声明を公表した。

声明は冒頭で、事件について決して許されるものではないと言及。遺族が厳罰を望む心情についても「十分に理解できる」と述べた。

一方で、死刑は「基本的人権の核をなす生命に対する権利を国が剥奪する刑罰」と指摘。加藤死刑囚が裁判のやり直しを求めていたことからも「強い非難を免れない」とした。

日弁連は、2016年の人権擁護大会で死刑廃止を求める宣言を採択した。今回の声明でも、すべての死刑執行を停止するとともに、早急に死刑を廃止するよう求めている。