東京の声とシンクロするTOKYO FMの番組「シンクロのシティ」。ボイス収集隊が東京の街に繰り出し、さまざまな人々に声をかけ、ひとつのテーマについてその人の意見や思いを聞き出します。その声を聴き、リスナーと共に考えるのはパーソナリティの堀内貴之。7月18日(木)放送のテーマは、「満員電車避けています」でした。東京都主導の通勤ラッシュ回避キャンペーン「時差Biz」が、昨年に続き今年も始まりました。小池百合子都知事の「満員電車をなくす」という選挙前の公約から、昨年の夏に実施されたものですが、目立った効果はなかったよう。果たして今年はどうなのか……。今回は街の人に「個人的におこなっている満員電車回避法」を伺いました。



テーマ「満員電車避けています」

※写真はイメージです



◆通勤だけでグッタリ……

「東横線なんですけど、出勤時間を考えるとラッシュは避けられません。1車両目は女性車両で、2車両目、3車両目は出口から遠いので、そこを狙って乗れば多少混雑は避けられますね。出口の場所を大体調べて、なるべく嫌な思いをしないような出口を選んでいます。武蔵小杉から渋谷までなるべく通勤快速は乗らないで、各駅に乗るために10分早く家を出ています。多少、人と人との間に隙間がありますよ。通勤だけで疲れます。それが仕事です(笑)!」
(49歳/男性/会社員)

◆“混まない路線”を重視して家を購入

「ちょっと前に家を購入したんですけど、そのときに“混んでいない路線の駅を使えるように”というのを重視して買いました。前は埼京線で新宿まで通っていたんですけど、埼玉方面の人がみんな乗ってくるので、電車の窓に張り付いてるような感じ(笑)。これは、ちょっとキツイなって。引っ越してからは大江戸線で通っていて、大体座れるような感じなので快適ですね。最近は、ちょっと早めに出社している方が多い気がします。
通勤時間は大体30分弱くらい。毎日の30分なので、その積み重ねで、すごく色々なことができるので大事な時間です。満員電車だと、ただ堪えてるだけの時間になるので。それを考えると、混雑を回避できてるのは、自分にとって大きいプラスですね」
(34歳/男性/技術職)

◆始発で確実に座る!

「行きは三鷹始発の総武線を利用しているので、座れるまで電車を見送ったりして通っています。始発なので、整列乗車で座れて助かっています。6時半に起きて7時45分に駅に着き、8時の三鷹始発の電車に乗っています。そこから40分くらい。本当は中央線を使えばもっと早く行けるんですけど、なんせ座れないし混んでいて辛いので。多少待っても、総武線の方が良いな! 座れると、寝たり本を読んだりできるし。立っていると、押し潰されないように踏ん張ったりするので……」
(29歳/女性/会社員)

◆時差出勤で心も身体も健康に!

「会社の了承を得て、時差出勤をしています。基本的にフレックスで、1時間早く出社したら、1時間早く帰る。勤務時間8時間は変わらず、時間をずらして来て帰るというかたちになります。今は7時45分くらいに会社に着くようにしています。1時間違うと混雑も全然違います。朝は6時40分くらいの相鉄線に乗っていますが、ほぼ座れるのでだいぶ楽になりました。寝ることもできます。東海道線もぎゅうぎゅうではなく、そんなに人に密着しないので、気分的に楽になりました。今は、4時半には会社を出るので、ラッシュとはほど遠い生活を送っています。ゆっくり夜ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、早く寝られるようになったので、健康面とお肌の調子も良くなったと思います(笑)。うちの会社は、朝、音楽がかかっているので、カフェにいるみたいな雰囲気。一息入れて仕事ができるような感じなので、毎日のスタートがスムーズにいく感じがします。今のところ、悪いことはないですね(笑)」
(50代/女性/事務)

【満員電車を避けられれば、パフォーマンスも上がる?】

堀内は、「期間限定の『時差Biz』とかじゃなく、1年通してやって、東京の大きな会社がフレックスとかに積極的に取り組んでいってほしいなと思います。社会は少しずつ動いている、そんな感じはしました」とコメント。満員電車を避けている人は、努力をして早起きしている印象を受けました。また、時間を有意義に使い、会社でのパフォーマンスが上がっているようでした。

<番組概要>
番組名:シンクロのシティ
放送日時 :毎週月〜木曜15:00〜16:50
パーソナリティ:堀内貴之
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/city/