「カイジ」作者が自作の秘密暴露、テレビで初めて“福本流漫画術”語る。

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単行本の発行部数は優に1,000万部を超え、映画化、アニメ化、ゲーム化、パチンコ・パチスロ化など幅広い展開を見せるマンガ「カイジ」シリーズ。そこに登場する名言や独創的なギャンブルの数々に魅了されるファンは多いが、そんな同作の作者・福本伸行がTBSの深夜番組「カタリダス〜MAKE IT GREAT〜」に出演する。放送は12月15日24時55分から。  

複雑なルールのゲームがいくつも登場することから、ときに“難解なストーリー”とも言われる「カイジ」などの福本作品。しかし、それでも違和感を与えずに読者を引き込んでいくのか、そのテクニックを作者自らが語るのが今回の放送だ。

番組では「これまで一度もテレビでは語ったことがない」(TBSより)という“福本流マンガ術”を明かすと共に、これからマンガ家を目指す人たちへのアドバイスも。そして新人のマンガ家にありがちな失敗などを具体的に分かりやすく伝えながら、「どんな些細なことでもいい。自分の感情を素直に描くことが大切だ」「新しい事が面白い。借り物の感情ではなく、自分の感じたことを描く。みんなが感じる感情でも表現一つで新しいものになる」と、“感情”と“ネタ”の大切さや、それが読者の心を掴むことなどを熱く語るという、ファン必見の内容となっている。

福本伸行は1958年生まれの52歳。1980年に「月刊少年チャンピオン」の連作作品「よろしく純情大将」でマンガ家デビューを飾り、ギャンブルものを扱った「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」や「銀と金」で人気マンガ家の仲間入りを果たした。「カイジ」シリーズは1996年に「週刊ヤングマガジン」で「賭博黙示録カイジ」の連載がスタート。その後「賭博破戒録カイジ」「賭博堕天録カイジ」を経て、現在は「賭博堕天録カイジ 和也編」を連載中だ。