中居騒動のトラウマが…佐藤二朗の“不信感”でフジテレビは俳優キャスティングが「ますます難航も」
キャリアを全否定する言葉
女優・橋本愛(30)と佐藤二朗(57)のハラスメントトラブルで“再び”注目を集めてしまっているのがフジテレビだ。
フジといえば昨年、元タレント中居正広氏(53)の性的トラブル騒動で企業体質が問われたばかり。中居氏の蛮行もさることながら、それを“忖度”してきた風土がヤリ玉に挙げられ、世間の猛反発を招いた。
世界のトヨタ自動車を筆頭に名だたるスポンサー企業が広告出稿を一時的に引き上げ、フジは大ダメージを被った。テレビ局関係者が明かす。
「フジは“ドン”である日枝久氏(88)や港浩一前社長(74)らのクビをすげ替え、新たに清水賢治氏(65)を新社長に据えて再スタートを切りました。スポンサー企業もだいぶ戻ったこのタイミングで今回の報道ですから、上層部はかなり衝撃を受けたようですよ。中居騒動はかなりのトラウマになってますからね」
「週刊文春」などによると、6月23日に最終回を迎えた『夫婦別姓刑事』(フジテレビ系)で“事件”は起きた。
佐藤がアドリブで橋本のあごを触ったところ大トラブルに発展。橋本は演技の際、身体接触に制限のある女優だった。それを知らされていなかった佐藤は楽屋に2度乗り込み、橋本に対して、
「俳優を続けるべきではない」
とキャリアを全否定する言葉を投げかけたという。これをフジの外部弁護士が「ハラスメント」とジャッジ。佐藤本人を厳重注意し、7月2日の声明でその事実を公にした。
納得がいかない佐藤は自身のXや9日発売の「週刊新潮」で橋本側の過剰な要求や、脚本変更を余儀なくされたこと、フジ弁護士への不満をあらわにしている。舞台裏を知るフジテレビ関係者は本サイトの取材に対し、
「『夫婦別姓刑事』の現場でトラブルが起きていたことは、以前から漏れ伝わっていました。フジ内部でも共有されており『中居騒動の二の舞だけは避けたい』と心配する人もいました」
と話す。
月9は企画変更も
さすがに今回はフジもトラブル報告を受け、外部弁護士を派遣し、両者のヒアリングを行うなど、中居氏問題とは違う動き方をしている。ただちに佐藤のコンプラ違反を認定したのも、企業防衛としてはあながち間違ってはいない。
だが、佐藤はXで、
〈片方だけに寄り添う(姿勢)〉
と反発し、
〈僕は心から、もうフジとは関わりたくないです〉(のちに削除)
と通告。フジへの不満を隠そうともしなかった。
「佐藤さんはあのキャラクターですから、現場スタッフからもウケが良い。映画『爆弾』で日本アカデミー賞助演男優賞を受賞した時も、隣に座る山田裕貴さん(35)が我が事のように嬉し泣きしたように、共演者からの信頼も厚い。そうした“佐藤二朗応援団”までも、フジの対応に不信感を抱くようになってしまっている」(芸能プロ関係者)
中居氏の問題以降、フジを取り巻く環境は一変。スポンサーは戻っても、騒動の影響から出演オファーに難色を示す俳優やタレントが増えた。直近ではGACKT(年齢非公表)主演で7月20日にスタートする月9ドラマ『ブラックトリック〜裁きを操る弁護人〜』。前出の芸能プロ関係者によれば、
「最初にオファーしたのは山下智久(41)。その後、表には出ていませんが、『Snow Man』の佐久間大介(34)に話が行ったと聞いている。佐久間サイドは熟考したものの、最終的に出演を見送った」
という。スポーツ紙芸能担当記者が補足する。
「中居騒動の二の舞はなんとか避けられそうだが、イメージはまだ回復していない。オファーを拒否する人が増えれば、キャスティングは難航。俳優同士の相互理解が進まぬまま撮影に入れば、橋本&佐藤のようなトラブルが起きる心配もある。芸能事務所が危惧しているのもその点だ」
実際に撮影現場では影響が出ている。7月10日に『スポニチアネックス』は、フジが来年1月期に予定していた月9ドラマの企画を恋愛ドラマから変更することを上層部が決定し、現場からは不満が出ているという。
他方、フジのドラマ班については同情の声も聞かれる。前出の芸能プロ関係者は
「フジのバラエティー班は正直ちょっとアレですが、ドラマ班の評判は決して悪くない。スタッフもマジメだし、俳優ファーストで動いてくれる。今回の騒動でフジのドラマ班全体が悪いという風評はかわいそうですね。ただ、企画変更などのゴタゴタが続くようなら、出演を控える俳優は増えるでしょうね」
と語る。
再び苦境に立たされるフジ。近日中に社員向けの説明会を開催するという情報もある。明るい未来はまだ見えない――。
