ビジネス書ライターの戸田覚氏が自身のYouTubeチャンネルで「【失っていることに気づけ】タイパ思考の落とし穴。タイパやコスパばかりを重視する仕事をしていると、大切な〇〇を失いますよ」を公開した。動画では、近年若者の間で流行している「タイパ(タイムパフォーマンス)」や「コスパ」を仕事のプロセスに持ち込むことの危険性について、自身の経験を交えながら強い危機感を露わにしている。

動画中盤、戸田氏は企画書やサムネイル作成においてAIを活用すること自体は否定しないとしつつも、スキルやノウハウを持たない状態でAIに丸投げする姿勢を問題視している。「自分に蓄積するべきスキルや知見を放棄して時間の節約をし、すべてAIに任せてしまうと、あなたじゃなくてもよくなる」と指摘し、専門性を持たない人間がAIに代替されてしまうリスクに警鐘を鳴らした。

続けて戸田氏は、自身が30年以上かけて記事のタイトルの付け方やデザインの基本を地道に学んできたからこそ、AIに的確な指示を出し、出来上がった成果物の良し悪しを正確に判断できるのだと説明する。「タイパやコスパをある程度無視して蓄積した人の苦労や蓄積こそが、結果的にタイパやコスパを良くする」と語り、遠回りに見える経験の積み重ねが、最終的に圧倒的な価値と効率を生み出す構造を解説した。さらに、AIで作った表面的な企画書では、デザインよりもオリジナリティや中身を重んじる上司からの鋭い追及には到底答えられないと、具体的なビジネスシーンの事例を挙げて説得力を持たせている。

最後に戸田氏は、タイパ思考だけで仕事を長年続けていると、ノウハウが全く身につかず「最悪なおじさんにしかならない」と断言。「若い時の苦労は買ってでもしろという言葉が、いまこそ、AI時代こそ身に染みる」と述べ、目先の効率化にとらわれず、自分自身の本質的な価値を高めるための地道な学習と努力を続けることの重要性を説き、動画を締めくくった。

チャンネル情報

「見るビジネス書」を目指している戸田覚のセカンドチャンネルです。スキルアップ、効率アップ、モチベーションの向上などのためにぜひご覧ください! 【メインチャンネル】IT製品、ガジェット、アプリなどのレビュー http://www.youtube.com/c/todasatoru