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 俳優の佐藤二朗(57)がフジテレビの連続ドラマ「夫婦別姓刑事」(6月23日最終回)で共演した女優の橋本愛(30)にハラスメントをしたと報じられた件で、佐藤とフジテレビとの溝の深さが浮かび上がった。

 7日夜に更新した自身のXで「フジテレビは、なぜ、そこまで片方だけに寄り添うんでしょうか。残念です」と投稿。そして、9月18日公開予定でフジテレビ製作の映画「踊る大捜査線 N.E.W.メトロポリスを駆け抜けろ!」に関して「僕のところは全てカットしてほしい」とし「僕は心から、もうフジとは関わりたくないです」ともつづった。一夜明けた8日、再びXを更新し映画「踊る大捜査線」についてのコメントを「取り消します。使われてもカットでも、僕に異論はございません」と撤回したが、フジとの“絶縁宣言”については修正しなかった。

 フジテレビが7日午後に2度目のコメントを発表し今月1日に「週刊文春」電子版の報道後、初めて同局の責任に触れた。ドラマ制作の場を預かる立場として「心理的負担を可能な限り軽減し、安全に制作へ参加できる環境を確保することは当社の責任でありました」とした。

 フジのコンプライアンス部門が外部の弁護士に事実関係の確認、環境調整を依頼していたことも記載。この弁護士が「男性俳優の一連の言動は女性俳優に受忍限度を超える精神的負荷を与えるものであり、女性俳優側に非はなく、ハラスメントと評価される」との見解を示したことを報告していた。

 芸能関係者は「フジ側が収めるべきことだが、結果的に出演者の佐藤さん、橋本さんが矢面に立たされた。局の責任に触れたコメントが出たとはいえ後手後手だ。ほかの俳優陣の中でもこのような場面に遭ってしまう可能性があるのではと不安になっている人も少なくない。何とかいい解決策があればいいのだが」と話した。