“#朝ドラ反省会”の酷評の嵐から「今期連ドラトップ」へ。事実婚・出産を経て復帰した27歳・元ヒロインが起こした大逆転劇とは
2022年4月から半年間放送された朝ドラ『ちむどんどん』(NHK)に主演した黒島結菜さんが、まさにそのパターンに陥ってしまっていました。
『ちむどんどん』は、沖縄が本土復帰してからちょうど50年を迎えた年に放送された朝ドラで、沖縄が舞台。沖縄出身の黒島さんにうってつけの設定でした。また朝ドラでは、2001年放送の『ちゅらさん』が沖縄を舞台にして大ヒットした成功体験があるため、NHKもドラマファンも『ちむどんどん』に大きな期待を寄せていたのです。
◆「ちむどんどん反省会」の後遺症なのか?
朝ドラ後、一気にトップ俳優の仲間入りを果たし、ドラマにばんばん主演していく元朝ドラヒロインも多いなか、黒島さんは「ちむどんどん反省会」の後遺症なのか、朝ドラ後にまだ連ドラ主演していません。
『ちむどんどん』放送終了の翌月からスタートしたドラマ『クロサギ』(TBS系)には出演していましたが、同作は平野紫耀さんが主演で、黒島さんは2番手キャストのヒロインポジション。
おそらくこちらは『ちむどんどん』が酷評される前からキャスティングされていたのでしょうから、悪影響は出ていないのでしょうが、問題はこのあと。
黒島さんはなんと3年間、ドラマ出演から遠ざかったのです。
この3年の間、2024年1月に『ちむどんどん』にて夫婦役で共演した宮沢氷魚さんと事実婚したことを発表し、同年7月には第一子を出産。その3年間で連ドラ出演はなかったものの映画には出演していたため、妊娠・出産・育児期間で仕事をセーブしていたと考えられます。
けれどそういった背景を踏まえても、朝ドラヒロインを務めた直後という、俳優として一番の“売り時”にドラマ出演がなかったことには少々違和感が残ります。『ちむどんどん』の酷評が、黒島さんのメンタルにネガティブな影響を与えた可能性も否定できません。
◆復帰作は4、5番手のバイプレイヤー
そんな黒島さんが連ドラ復帰を果たしたのは、昨年10月期の『絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜』(フジテレビ系)でした。
ただこの作品でも、主人公や2番手キャストではなく、実質的には4、5番手のポジション。主人公が所属するチームメンバーとしてレギュラー出演はしていたものの、出番や活躍が特別多いわけではないバイプレイヤーだったのです。
その3年前に朝ドラでヒロインを演じていたというキャリアを考えると、少々物足りないドラマ出演だったというのが正直な印象でした。
そんな彼女、今クールは『未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3』(テレビ朝日系)に出演中。こちらも主演ではなく黒島さんは2番手キャストで、鈴木京香さん演じる主人公のバディ役。ただ実質的にダブル主演に近い形になっていますので、久しぶりに連ドラで大きな役を担っていると言えるでしょう。
◆序盤は逆風が吹いた『未解決の女』
しかし、この『未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3』も序盤は叩かれる要素が多かったのです。そもそもこの『未解決の女』シリーズが少々複雑で、2018年の第1シリーズと2020年の第2シリーズは波瑠さんが主演し、今回主演している鈴木京香さんは2番手キャストのバディ役でした。
そして世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は、第1シリーズが全話平均で12.9%、第2シリーズが全話平均で12.6%と好評を博していたものの、黒島さんが出演するようになった第3シリーズは第1話から9.3%と二桁割れでスタート。その後の第2話は8.5%、第3話は7.8%と右肩下がりしてしまったのです。

